ドコモ、最大約30万件の情報流出 本人確認書類の番号や料金プランも【2026年11月】
※ 2026年11月6日、NTTドコモが公表した第三報(11月6日午後6時時点)をもとに、流出した情報の項目・原因・問い合わせ先を更新し、同じ日に総務省がドコモに行った指導(別の件)を追記しました(初出:2026年11月5日。11月5日の第二報でも追記)。
2026年11月6日、NTTドコモは、ドコモオンラインショップとMy docomoへの不正アクセスについて第三報を公表しました。流出したお客さま情報の項目を詳しく示し、本人確認書類の番号や料金プラン・オプション・割引などの契約内容も含まれていたとしています。対象件数は第二報と同じ最大 約30万件です。

一部のお客さまについては、金融機関名・支店名・口座番号・口座名義なども流出したとしています。原因は「外部からの不正アクセス」と書かれ、侵入経路などの調査は続いています。オンラインショップとMy docomoの緊急メンテナンスの復旧見込みは「未定」のままで、問い合わせ先として特設ダイヤル(0120-451-360)が案内されています。
この記事はこんな人向けです
- ドコモを使っていて、どんな情報が流出したのかを詳しく知りたい
- ドコモオンラインショップやMy docomoがいつ使えるようになるのか知りたい
- ドコモを名乗る連絡が来たとき、どうすればよいか・どこに問い合わせればよいかを確かめたい
ドコモの不正アクセスとは?一言でまとめると
一言でいうと、ドコモオンラインショップとMy docomoに外部から不正なアクセスがあり、メンテナンスで止める前に、お客さま情報が最大約30万件流出していたという発表です。
11月5日午前9時時点のお知らせでは「不正なアクセスが行われた可能性が高い」という書き方でした。同じ日の第二報で「一部のお客さま情報が流出したことを確認」と発表し、11月6日の第三報で流出した情報の項目が詳しく示されました。
ドコモの発表(第三報・11月6日午後6時時点)の要点は次のとおりです。
| 項目 | 内容(NTTドコモの発表) |
|---|---|
| 発表 | 2026年11月5日(午前9時時点のお知らせ、午後6時30分時点の第二報)、11月6日(午後6時時点の第三報) |
| 不正アクセスを確認した日 | 2026年11月4日(水) |
| 流出した件数 | 最大 約30万件 |
| 流出した情報(すべてのお客さま) | 氏名・生年月日・年齢等、住所・連絡先電話番号・メールアドレス等、本人確認書類の番号、携帯電話番号・契約開始年月日等、料金プラン・オプション・割引等 |
| 流出した情報(一部のお客さま) | 法定代理人・手続代理人の氏名と連絡先、勤務先・法人の名称と所在地等、金融機関名・支店名・口座番号・口座名義等、子育て応援プログラムに関する情報 |
| 止まっているもの | ドコモオンラインショップ、My docomoの各種お手続き |
| いつから | 11月5日(木)午前1時5分頃から(緊急メンテナンスは継続中) |
| 原因 | 外部からの不正アクセス(原因・侵入経路・流出した情報の範囲や件数などは引き続き調査中) |
| 復旧の見込み | 未定 |
| 新たな流出 | 確認されていない(一切のアクセスを遮断) |
| 問い合わせ | 特設ダイヤル 0120-451-360(午前9時〜午後8時) |

この記事は、ドコモの公式のお知らせに書かれている事実だけをもとにまとめています。
第三報で分かったこと:本人確認書類の番号や契約内容も流出
第三報(11月6日午後6時時点)では、お知らせの「流出したお客さま情報」「原因」「お問い合わせ」が更新されました。
① 流出した情報:すべてのお客さま
第三報は、流出した情報を「すべてのお客さま」と「一部のお客さま」に分けて示しています。すべてのお客さまの分は次の5つです。
| # | 流出したお客さま情報(すべてのお客さま) |
|---|---|
| 1 | 氏名、生年月日、年齢等 |
| 2 | 住所、連絡先電話番号、メールアドレス等の連絡先等 |
| 3 | 本人確認書類の番号 |
| 4 | 携帯電話番号、契約開始年月日等の契約情報 |
| 5 | 料金プラン、オプション、割引等のご契約内容 |
第二報では「氏名、住所、生年月日、携帯電話番号、連絡先電話番号など」とだけ書かれていました。第三報で、メールアドレス、本人確認書類の番号、契約開始年月日、料金プランやオプション・割引の契約内容も含まれることが示されました。
② 流出した情報:一部のお客さま
一部のお客さまについては、次の情報も流出したとしています。
| # | 流出したお客さま情報(一部のお客さま) |
|---|---|
| 1 | 法定代理人・手続代理人の氏名、連絡先 |
| 2 | 勤務先・法人の名称、所在地等 |
| 3 | 金融機関名、支店名、口座番号、口座名義等 |
| 4 | 子育て応援プログラムに関する情報 |
「一部のお客さま」が何人なのか、どんな人なのかは、第三報には書かれていません。
③ 件数・原因・復旧の見込み
- 対象件数:最大 約30万件(第二報と同じ)
- 原因:外部からの不正アクセス(第二報では「調査中」)
- 緊急メンテナンスの復旧見込み:未定
第三報の冒頭では、不正アクセスの原因と侵入経路、流出した情報の範囲・件数などの詳しい調査を続けているとしています。どこから入られたのかは、まだ示されていません。
クレジットカード番号やパスワードは、流出した情報の一覧には挙げられていません。ただし、「流出していない」とも書かれていません。この記事でも推測はしません。
④ 問い合わせ先が特設ダイヤルに
第三報では、問い合わせ先が特設ダイヤルになりました。
| 窓口 | 電話番号 | 受付時間 |
|---|---|---|
| 特設ダイヤル | 0120-451-360 | 午前9時〜午後8時 |
第二報までは、ドコモ インフォメーションセンター(151、0120-800-000)が案内されていました。

第二報で分かったこと:お客さま情報が最大約30万件流出
11月5日の第二報(午後6時30分時点)で示された内容です。第三報で更新された点は、上の節を見てください。
① 流出した情報と件数(第二報の時点)
| 項目 | 第二報の内容 |
|---|---|
| 対象件数 | 最大 約30万件 |
| 流出したお客さま情報 | 氏名、住所、生年月日、携帯電話番号、連絡先電話番号など |
| 詳細 | 調査中。詳細が分かり次第、対象のお客さまに速やかに知らせる |
第二報の時点では、流出した情報の項目は「〜など」という書き方で、第三報でより詳しい項目が示されたという流れです。
② いつ・何が起きたか
第二報の「概要」には、次の順番で書かれています(第三報も同じ)。
- 11月4日(水)、ドコモオンラインショップとMy docomoに対して、外部からの不正なアクセスを確認した
- そのため、11月5日(木)午前1時5分頃から、オンラインショップとMy docomoの各種お手続きを停止した
- その後の調査で、この不正アクセスにより、一部のお客さま情報が流出したことを確認した
ドコモは、いまは一切のアクセスを遮断しており、新たな情報流出は確認されていない としています。流出したのは「緊急メンテナンス以前の不正アクセス」によるものです。

③ 原因と復旧の見込み(第二報の時点)
- 原因:調査中(第三報で「外部からの不正アクセス」に更新)
- 緊急メンテナンスの復旧見込み:未定(第三報でも未定)
使えないもの:オンラインショップとMy docomoの「各種お手続き」
影響があるのは、ドコモオンラインショップとMy docomoでの各種お手続き です。第三報の時点でも、緊急メンテナンスは続いています。
My docomoは、ドコモの 利用状況や契約内容の確認、各種の手続き ができるサービスです。ドコモの利用者が、料金や契約を自分で確かめたり変えたりするときの窓口になっています。
ドコモオンラインショップは、ドコモの公式のオンラインショップです。
お知らせは、影響範囲を「各種お手続き」とだけ書いています。どの手続きが使えて、どの手続きが使えないのか、細かい一覧は示されていません。この記事でも、書かれていない範囲を推測しません。
最初の発表:「不正なアクセスが行われた可能性が高い」
11月5日午前9時時点の最初のお知らせでは、ドコモは止めた理由を次のように説明していました。
- 原因については、現在調査中
- 当社サーバーに対して、外部から不正なアクセスが行われた可能性が高い と判断した
- そのため、原因究明のためにサービスを停止 した
- 影響範囲と原因の特定 に向けて、詳しい調査を進めている
この時点では「可能性が高いと判断」という書き方で、情報が流出したかどうかは書かれていませんでした。その日の夕方の第二報で、不正なアクセスがあったこと、お客さま情報が流出したことを確認した と発表した、という流れです。

経緯:11月4日に不正アクセスを確認、6日に流出した項目を公表
お知らせに書かれている日時を並べます。
| 日時 | 内容 |
|---|---|
| 2026年11月4日(水) | ドコモオンラインショップ・My docomoに対して、外部からの不正なアクセスを確認 |
| 2026年11月5日(木)午前1時5分頃 | オンラインショップ・My docomoの各種お手続きを停止(緊急メンテナンス。継続中) |
| 2026年11月5日 午前9時時点 | ドコモがお詫びのお知らせを掲載。不正なアクセスの可能性が高いと判断し、原因究明のため停止したと説明 |
| 2026年11月5日 午後6時30分時点 | 第二報。不正アクセスによりお客さま情報が最大約30万件流出したことを確認。原因は調査中、復旧見込みは未定 |
| 2026年11月6日 午後6時時点 | 第三報。流出した情報の項目を詳しく公表(本人確認書類の番号、料金プランなどの契約内容、一部の人は口座情報なども)。原因は「外部からの不正アクセス」。問い合わせ先は特設ダイヤルに |
| 調査中 | 原因・侵入経路、流出した情報の範囲・件数など の詳しい調査 |

最新の状況は、ドコモのお知らせで確かめてください。
同じ日に:総務省がドコモに行政指導(不正アクセスとは別の件)
11月6日には、総務省も「株式会社NTTドコモに対する特定利用者情報の保護に向けた措置(指導)」を発表しています。ただし、これは今回の不正アクセスとは別の件です。総務省の報道資料には、オンラインショップやMy docomoへの不正アクセスについての記載はありません。
総務省の報道資料と指導の文書に書かれている内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容(総務省の発表) |
|---|---|
| 日付 | 2026年11月6日(令和8年11月6日) |
| 措置 | 文書による行政指導(特定利用者情報の適正な取扱いの確保を求め、再発防止策の徹底に努めるよう厳重に注意) |
| 対象の事案 | ドコモMAX等の料金プランのオンライン契約の申込手続で、アマゾンジャパンへの利用者情報の第三者提供についての記載が欠落。有効な同意を得ないまま、34万4,213人分の電話番号と利用者識別子をアマゾンに送っていた |
| 総務省の判断 | 電気通信事業法(第27条の5等)に抵触する |
| 報告の期限 | 再発防止策の実施状況を本年12月末までに文書で報告 |
指導の文書によると、ドコモの報告書では、アマゾンに提供した情報は報告の時点で未使用で、削除されており、二次被害はないとされています。一方で総務省は、有効な同意を得ずに約4か月間にわたって提供し続けた点を「重大な過失があった」と指摘しています。

どちらもドコモの利用者の情報に関わる話ですが、原因も対象の情報も別です。混同しないように注意してください。
まだ分かっていないこと
第三報(11月6日午後6時時点)に 書かれていないこと・調査中のこと を整理します。
| 項目 | 第三報の時点の状況 |
|---|---|
| 侵入経路 | 調査中(原因は「外部からの不正アクセス」) |
| 流出した情報の範囲・件数の確定 | 調査中(件数は「最大 約30万件」) |
| 「一部のお客さま」の人数・範囲 | 記載なし |
| 自分が対象かどうか・連絡の方法 | 記載なし(第二報では「対象のお客さまに速やかに知らせる」としていた) |
| クレジットカード番号・パスワード | 流出した情報の一覧には挙げられていない(「流出していない」との記載もない) |
| 復旧の見込み | 未定 |
| 使えない手続きの細かい範囲 | 「各種お手続き」とだけ記載 |
侵入経路や流出の詳しい範囲は、今のところ公式には出ていません。この記事でも、手口や影響について推測はしません。続報が出たら、記事を更新します。
ドコモの利用者がやること
ドコモの案内と、こうしたときの 一般的な注意 を分けて整理します。
① ドコモを装った不審なメール・SMS・電話に注意する(ドコモの案内)
第二報・第三報で、ドコモは次のように注意を呼びかけています。
流出した情報を悪用し、ドコモや関係者などを装った不審なメール、SMS、電話など がお客さまに届く可能性があります。
そのうえで、次のことに十分注意するよう案内しています。
- 本文に書かれたURLにアクセスしない
- 添付されたファイルを開かない
- 個人情報、パスワード、クレジットカード情報などを入力・回答しない
流出したとされる情報には 氏名・住所・電話番号・メールアドレス、さらに 契約している料金プランやオプション も含まれています。名前や契約の内容を知っている相手からの連絡でも、本物のドコモとは限らない と考えておくと安心です。
ドコモは常設のページ「フィッシング詐欺への対策」で、ドコモ公式のSMSやメールの送信情報 を載せています。届いた連絡が本物か迷ったときの確認に使えます。

② 自分が対象かどうかは、ドコモの公式の案内で確かめる
第二報では、詳細が分かり次第 対象のお客さまに速やかに知らせる としていました。第三報には、連絡の方法や時期は書かれていません。
ここからは 一般的な注意 です。「流出の対象です」「補償の手続きはこちら」などをうたう連絡が来ても、リンクから情報を入力せず、ドコモの公式サイトのお知らせ や特設ダイヤルで確かめましょう。口座の情報や本人確認書類の番号が含まれる人もいるとされているので、口座番号や身分証の番号を聞き出そうとする連絡 には特に気をつけてください。
③ 急ぎの手続きは店頭へ相談(ドコモの案内)
11月5日午前9時時点のお知らせでは、急ぎの手続きが必要な人は、ドコモショップ・量販店・一般販売店などの店頭で手続きできる場合がある としています。最寄りの店舗へ相談してください、という案内です。
「できる場合がある」という書き方なので、行く前に店舗に確かめておく と安心です。
④ 分からないことは特設ダイヤルへ(ドコモの案内)
第三報に書かれている問い合わせ先は次のとおりです。
| 窓口 | 連絡先・受付時間 |
|---|---|
| 特設ダイヤル | 0120-451-360(午前9時〜午後8時) |
不正アクセスや漏えいが心配なときの相談先は、IPA の窓口を紹介した記事にまとめています。

IT Picks的な所感
第二報では「氏名、住所、生年月日、電話番号など」だった流出の項目が、第三報で 本人確認書類の番号・料金プラン・一部の人の口座情報 まで具体的になりました。何が出たのかを項目ごとに示した のは、利用者が自分の身の回りで何に気をつければよいかを考えるうえで大事な情報だと思います。専用の特設ダイヤル ができたのも、問い合わせ先が分かりやすくなった点です。
一方で、本人確認書類の番号 や 契約している料金プラン は、なりすましの連絡をそれらしく見せるのに使われかねない情報です。侵入経路、「一部のお客さま」が誰なのか、対象者への連絡がいつ・どう来るのか はまだ示されておらず、My docomoの復旧見込みも「未定」 のままです。
同じ日には、総務省がドコモに対し、アマゾンへの電話番号などの提供(別の件) で行政指導を行っています。ドコモにとっては、利用者の情報の扱いが続けて問われる一日になりました。
ここ数日は、ノジマオンラインやアイリスプラザなど、不正アクセスを受けてサイトやサービスを止める 発表が続いています。


侵入経路 と 再発防止策、サービスの再開の見通し は、これからの発表で示されるはずです。ドコモの続報を待ちたいところです。
まとめ
ドコモの不正アクセスのポイントをまとめます(11月6日午後6時時点の第三報)。
- 発表日:2026年11月5日(午前9時時点のお知らせ、午後6時30分時点の第二報)、11月6日(午後6時時点の第三報)
- 何が起きたか:ドコモオンラインショップとMy docomoに外部から不正なアクセス。緊急メンテナンス以前の不正アクセスで、一部のお客さま情報が流出したことを確認
- 対象件数:最大 約30万件
- 流出した情報(すべてのお客さま):氏名・生年月日・年齢等、住所・連絡先電話番号・メールアドレス等、本人確認書類の番号、携帯電話番号・契約開始年月日等、料金プラン・オプション・割引等
- 流出した情報(一部のお客さま):法定代理人・手続代理人の氏名と連絡先、勤務先・法人の名称と所在地等、金融機関名・支店名・口座番号・口座名義等、子育て応援プログラムに関する情報
- 原因:外部からの不正アクセス(侵入経路、流出した情報の範囲・件数などは調査中)
- 止まっているもの:ドコモオンラインショップ、My docomoの各種お手続き(11月5日午前1時5分頃から。継続中)
- 復旧の見込み:未定
- 利用者がやること:ドコモなどを装った不審なメール・SMS・電話のURLを開かない、添付ファイルを開かない、個人情報・パスワード・カード情報を入力・回答しない
- 問い合わせ:特設ダイヤル 0120-451-360(午前9時〜午後8時)
- 総務省の指導(11月6日。別の件):ドコモMAX等の申込手続で同意を得ずにアマゾンへ34万4,213人分の電話番号などを提供していた件で、文書による行政指導
ドコモを名乗るメール・SMS・電話には特に注意 し、自分が対象かどうかは ドコモの公式のお知らせと特設ダイヤル で確かめましょう。
