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Alexa+が日本で開始、プライムは無料・新型Echoも【2026年10月】

Alexa+が日本で開始、プライムは無料・新型Echoも【2026年10月】
IT Picks編集部

2026年10月29日、Amazon は生成AIを搭載した次世代のアシスタント 「Alexa+(アレクサプラス)」の国内提供を始めました。まずは早期アクセスとしての提供で、対応する Echo や Fire TV を持っている人から順に案内が届きます。

Amazon、生成AI搭載の次世代パーソナルアシスタント、「Alexa+」を国内で提供開始
Amazon、生成AI搭載の次世代パーソナルアシスタント、「Alexa+」を国内で提供開始

料金は、早期アクセスの間は無料です。早期アクセスが終わった後は月額3,000円のサブスクリプションになりますが、プライム会員は追加料金なしで使えます。同じ日には、Alexa+ のために設計された新しい Echo Time と Echo Dot も発売されました。

Alexa が、「答えるだけ」から「代わりに動く」アシスタントへ切り替わる——その日本での第一歩という位置づけです。

この記事はこんな人向けです

  • Echo や Fire TV を使っていて、新しい「Alexa+」で何が変わるのか知りたい
  • プライム会員なら無料なのか、会員でないといくらかかるのかを確かめたい
  • 新しい Echo Time・Echo Dot の価格と、手持ちの Echo で足りるのかを知りたい

Alexa+とは?一言でまとめると

一言でいうと、生成AIで作り直された新しい Alexa です。言いかけの言葉や複雑な頼みごとも意図をくみ取り、買い物やスマート家電の操作などを代わりに実行することを目指しています。

項目 内容(2026年10月30日時点)
提供開始 2026年10月29日(木)、早期アクセスとして
早期アクセス中の料金 無料
早期アクセス終了後 プライム会員は追加料金なし、非会員は月額3,000円
使える端末 対応する Echo・Fire TV、Alexa アプリ(iOS・Android)、ブラウザ(alexa.jp)
言語 日本では日本語のみ
同時に発売された端末 Echo Time(35,980円)、Echo Dot 第6世代(17,980円)※いずれも税込
About Amazon Japan の Alexa+ の発表ページ
2026年10月30日時点(出典: About Amazon Japan「Amazon、生成AI搭載の次世代パーソナルアシスタント、「Alexa+」を国内で提供開始」)

Amazon によると、日本の利用者は過去12か月で26億回以上、Alexa を通じてスマートホームを操作しています。その使い方を、より自然な会話で広げるのが Alexa+ です。

これまでのAlexaと何が違う?

Amazon の発表から、主な違いを4つにまとめます。

① 言い方を決めなくても伝わる

「エアコンの温度を下げて」と言わなくても、「暑くなってきた」と言えば温度を調整する、といった使い方ができます。一度「アレクサ」と呼びかければ、ウェイクワードを繰り返さずに会話を続けられるのも特徴です。

なお、家電の操作には Alexa 対応のスマートホーム製品(別売)と事前の設定が必要です。Alexa に対応していないエアコンなどは、対応するスマートリモコンを使います。

② 頼みごとを代わりに実行する

Amazon は Alexa+ を「質問に答えるだけのチャットボットではない」と説明しています。例として挙げられているのは、プレゼントの提案から注文まで、学校への連絡メールの送信、声だけでの定型アクションの作成などです。

買い物では、注文の前に必ず本人に確認するとしています。配送状況の確認や、ほしい物リストの値下げ通知、レビューの要約にも対応します。

③ 使うほど好みを覚える

好きな音楽や苦手な食べ物などを覚えて、次の返答に生かします。音声ID とビジュアルID で家族一人ひとりを見分け、それぞれに合わせて応答します。学校のスケジュールや手書きのレシピの写真を Alexa アプリからアップロードし、あとから質問することもできます。

④ 端末をまたいで会話が続く

キッチンの Echo Show で始めた会話を、外出先のスマホの Alexa アプリや、パソコンのブラウザ(alexa.jp)で続けられます。家の中では「ここで続けて」と言うと、近くの Echo に音楽を移せます。

料金:プライム会員は追加料金なし、非会員は月額3,000円

料金は、早期アクセスの間とその後で変わります。

期間 プライム会員 プライム会員以外
早期アクセス中 無料 無料
早期アクセス終了後 追加料金なし(プライム特典に含まれる) 月額3,000円の単独のサブスクリプション
Alexa+の料金と、新しいEcho Time・Echo Dotの価格をまとめた図
Amazon のプレスリリース・Amazon.co.jp の Alexa+ ページ(2026年10月30日確認)をもとに IT Picks 編集部が作成

ポイントは次の3つです。

  • 早期アクセスの終了日は、10月30日時点で発表されていません。商品ページでは、終了の少なくとも30日前に知らせるとしています
  • プライム会員以外は、早期アクセスが終わっても自動で有料に切り替わることはないと Amazon.co.jp の FAQ に書かれています
  • 比べておきたいのがプライムの会費です。Amazon.co.jp のプライムのページでは月額600円・年額5,900円です

つまり、Alexa+ を単独で契約する月額3,000円より、プライム会員になるほうが安く済む計算です。なお、米国では非会員向けに無料のチャット版もありますが、日本でそうした無料の枠を設けるかどうかは発表されていません。

使える機種は?Echoの第1・第2世代の一部は対象外

Alexa+ は、一部の古い Echo を除くすべての Echo で動作します。手持ちの Echo が対象外かどうかは、次の表で確認できます。

対象外の Echo(Amazon.co.jp の FAQ より)
Echo Dot(第1世代)
Echo(第1世代)・Echo(第2世代)
Echo Plus(第1世代)
Echo Show(第1世代)・Echo Show(第2世代)
Echo Spot(第1世代)

対象外の端末でも、これまでの Alexa はそのまま使えます。Alexa+ に対応している端末でも、従来の Alexa を使い続けることができます。

Fire TV で対応しているのは次の機種です。

種類 対応する機種
Fire TV Fire TV Cube(第3世代)、Fire TV Stick 4K Max(第2世代)、Fire TV Stick 4K Plus、Fire TV Stick 4K(第2世代)、Fire TV Stick 4K Select、Fire TV Stick HD(第2世代)
Fire TV 搭載テレビ パナソニック・JVC の Fire TV 搭載4Kテレビ(A80B、YS20 を除く)
対象外 Fire タブレット、他社製の Alexa 搭載デバイス(Alexa Built-In)

Fire タブレットと Alexa Built-In の機器について、Amazon は「今後より多くのデバイスへの拡大を予定」としています。

新しいEcho TimeとEcho Dotの価格と発売日

Alexa+ に合わせて、Amazon は Echo Time と Echo Dot(第6世代) を発表し、10月29日から Amazon.co.jp で販売しています。

項目 Echo Time Echo Dot(第6世代)
種類 スマートクロック スマートスピーカー
価格(税込) 35,980円 17,980円
販売開始 2026年10月29日 2026年10月29日
画面 3.2インチの円形タッチスクリーン なし
カラー グラファイト、グレーシャーホワイト、コーラルピンク(3色) グラファイト、グレーシャーホワイト、アガベグリーン、コーラルピンク(4色)
サイズ 幅127×奥行118×高さ114mm 幅99×奥行99×高さ92mm
重量 480g 260g

※価格は10月29日時点の Amazon.co.jp での販売価格です。

About Amazon Japan の Echo Time と Echo Dot の発表ページ
2026年10月30日時点(出典: About Amazon Japan「Amazon、生成AI搭載Alexa+のために設計された「Echo Time」と「Echo Dot」を発表」)

① Echo Time:ベッドサイド向けのスマートクロック

100種類以上の組み合わせから時計のデザインを選べる、寝室向けの端末です。超音波で呼吸の波形と距離を検知する睡眠モニターを備え、眠りの状態を見て起こすスマートアラームに対応します。

注意したいのは、スマートアラームには Alexa+ が必要な点です。早期アクセスが終わった後、プライム会員でない人は有料のサブスクリプションへの登録が別に必要になります。また、睡眠モニターは健康状態の診断などを目的とするものではないと Amazon は明記しています。カメラは搭載せず、ビデオ通話には対応しません。

② Echo Dot(第6世代):スマートホームハブを内蔵

Echo Dot として初めてスマートホームハブを内蔵し、照明やエアコンなど数千種類の対応機器をつなげます。Amazon 独自の AZ3 チップを搭載し、会話の検出や雑音の除去を端末内で処理します。

商品ページによると、低音は前世代(第5世代)の約1.5倍です。eero の Wi-Fi エクステンダーも内蔵し、既存の eero ネットワークに最大92平方メートルの範囲を追加できます。

Mac など、ほかのメーカーの新しいハードウェアの発表は、こちらの記事でまとめています。

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始め方:早期アクセスの申し込み

Alexa+ の早期アクセスは、案内が届いた人から順に使えるようになります。使い始めるまでの流れは次のとおりです。

  1. 対応する Echo・Fire TV を持っているか確認する(持っていない場合は、対応端末を購入するとセットアップに使ったアカウントで使えるようになる)
  2. Amazon.co.jp/newalexa にサインインし、早期アクセスの対象かどうかを確認する。対象でなければ早期アクセスをリクエストする
  3. アクセスが付与されると、メールとデバイスの通知で知らせが届く
  4. デバイスのセットアップ中、またはセットアップ後に早期アクセスを有効にする

利用には、個人用の Amazon.co.jp アカウントと、Alexa+ に対応するすべてのデバイスの言語を「日本語」にしておくことが必要です。言語は Alexa アプリの「設定」→「アプリ」→「言語」、またはデバイスの「設定」→「デバイスオプション」→「デバイスの言語」から変更できます。

有効にした後は、対応するすべての Echo・Fire TV と Alexa アプリで Alexa+ が使えます。ブラウザ(alexa.jp)でも、早期アクセスで利用できるようになり次第、使えるようになるとされています。

連携サービスと「今後提供予定」の機能

日本向けには、国内のサービスとの連携も発表されました。ただし、一部は「提供予定」の段階です。

サービス できること 状況
食べログ レストランの予約(レストラン予約 powered by 食べログ) 今後提供予定
Uber Eats 料理や食料品・日用品のデリバリー 提供予定
出前館 料理のデリバリー 提供予定
チケットぴあ チケットの購入 提供予定
デリッシュキッチン 冷蔵庫の材料からレシピを提案 対応

スマートホームでは、SwitchBot や Panasonic、ダイキン、LIXIL、Nature、Ring などの製品と連携します。音楽や映像は Amazon Music・Spotify・Prime Video などに対応しますが、サービスによっては別の契約や料金が必要です。

プライバシー面では、Alexa プライバシーダッシュボードで、Alexa が聞き取った内容の確認や、音声録音の保存期間の変更ができます。

メディア・利用者の反応

発表を受けた国内外のメディアの声を紹介します。

10月28日の体験会を取材した PC Watch の池紀彦氏は、チラシをスキャンして必要な情報だけを抜き出すデモなどを紹介し、「真のAIエージェント」として大きな一歩を踏み出したと評価しています。一方で、あいまいな言葉での映画検索は多少時間がかかっている印象だったとも書いています(PC Watch)。

ケータイ Watch の北川研斗氏の記事では、Amazon の担当者が、日本語の丁寧さに場面ごとの違いがあることが、最も難しい課題の一つだったと説明しています。米国向けのレストラン予約の提携先を、日本では食べログに替えたことも紹介されています(ケータイ Watch)。

先に提供が始まった米国では、厳しい声もあります。米テックメディア BGR の Vic Hood 氏は、利用者から事実の誤り・話が長すぎる応答・デバイスの遅延への不満が出ていると紹介しています。そのうえで、欠点はあってもお金を払う価値があると結論づけています(BGR)。

IT Picks的な所感

いちばん大きいのは、プライム会員なら追加料金なしという条件です。非会員の月額3,000円は、プライムの会費(月額600円)の5倍にあたります。Alexa+ を使いたい人にとっては、事実上「プライムに入るかどうか」の選択になると見ています。

手持ちの端末で試せる範囲が広いのも好材料です。対象外は第1・第2世代の一部の Echo に限られるため、まずは今の Echo で早期アクセスを試し、新しい Echo はその後に考える、という順番で十分だと思います。Echo Time のスマートアラームのように、Alexa+ が前提になる機能がある点は、買う前に押さえておきたいところです。

一方で、目玉の食べログ予約やデリバリーはまだ「提供予定」です。米国で指摘されている応答の正確さや速さが、日本語でどこまで実用に耐えるかも、早期アクセスの反応を待ちたいところです。

AI アシスタントの日本語対応は、10月に入って Apple の Siri AI も始まったばかりです。Android Auto の Gemini が Gmail や写真を参照できるようになったように、声で頼めることの範囲は各社で一気に広がっています。スマートスピーカーとしては、Apple が新しい HomePod mini 2 を発表したばかりで、家の中の AI アシスタントの選択肢は年末に向けて増えそうです。

Siri AI の日本語対応と使える機種は、こちらの記事で整理しています。

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まとめ

Alexa+ の国内提供のポイントをまとめます。

  • 提供開始:2026年10月29日(早期アクセス)
  • 早期アクセス中の料金:無料
  • 早期アクセス終了後:プライム会員は追加料金なし、非会員は月額3,000円(終了日は未発表)
  • 対応端末:一部の旧世代を除く Echo、対応する Fire TV・Fire TV 搭載テレビ、Alexa アプリ、ブラウザ(alexa.jp)
  • 始め方:Amazon.co.jp/newalexa で早期アクセスを確認・リクエスト、端末の言語は日本語に
  • 新しい端末:Echo Time 35,980円、Echo Dot(第6世代)17,980円(税込、10月29日発売)

Echo や対応する Fire TV を持っている人は、まず Amazon.co.jp/newalexa で早期アクセスの対象かどうかを確かめてみてください。

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