ソニーMDR-3R、初代ウォークマンのヘッドホンがUSB-Cに【2026年11月】

ソニーMDR-3R、初代ウォークマンのヘッドホンがUSB-Cに【2026年11月】
IT Picks編集部

1979年、初代ウォークマンと一緒に生まれたヘッドホンが、USB-C でスマホにつなげる形になって帰ってきます。

2026年11月6日、ソニーが USB-C ステレオヘッドホン「MDR-3R」を発表しました。初代ウォークマン「TPS-L2」と同時に発売したヘッドホン「MDR-3」の考え方を受け継ぎ、今の使い方に合わせて設計し直したモデルです。発売は11月20日、価格はオープン価格で、市場推定価格は税込8,000円前後です。

初代ウォークマン(R)付属『MDR-3』のデザインとサウンドを受け継ぐUSB-C(TM)ステレオヘッドホン『MDR-3R』発売
初代ウォークマン(R)付属『MDR-3』のデザインとサウンドを受け継ぐUSB-C(TM)ステレオヘッドホン『MDR-3R』発売

見た目はほぼ当時のまま、つなぎ方は今のスマホやパソコンの USB-Cへ——「ワイヤレスが当たり前の時代に、軽い有線ヘッドホンをもう一度」という位置づけの製品です。

この記事はこんな人向けです

  • ソニーの新しいヘッドホン「MDR-3R」の価格・発売日・仕様を知りたい
  • 初代ウォークマンに付いていたヘッドホン「MDR-3」と何が同じで何が違うのか気になっている
  • 自分のスマホやパソコンにUSB-Cでつないで使えるのか確かめたい

MDR-3Rとは?一言でまとめると

初代ウォークマンの付属ヘッドホン「MDR-3」のデザインと音づくりを受け継いだ、USB-C 接続の有線ヘッドホンです。Bluetooth ではなく、ケーブルを差してすぐ使うタイプです。

項目 MDR-3R
製品名 USB Type-C ステレオヘッドホン「MDR-3R」
発表 2026年11月6日(ソニーのニュースリリース)
発売日 2026年11月20日
価格 オープン価格(市場推定価格 税込8,000円前後)
接続 USB Type-C(有線。充電・ペアリング不要)
形 オープンエア型・耳に乗せるオンイヤー
重さ 約38g(ケーブル含まず)
主な機能 通話用マイク・リモコンつき
カラー シルバー/ストレンジャー・シングスエディション(ソニーストア限定)
ソニーのニュースリリース「初代ウォークマン付属ヘッドホン『MDR-3』のデザインとサウンドを現代に受け継ぐ USB-Cステレオヘッドホン『MDR-3R』発売」
2026年11月6日時点(出典: ソニー「初代ウォークマン付属ヘッドホン『MDR-3』のデザインとサウンドを現代に受け継ぐUSB-Cステレオヘッドホン『MDR-3R』発売」)

初代ウォークマンの「MDR-3」との関係

ソニーは1979年、初代ウォークマンと付属ヘッドホン「MDR-3」で、音楽を外に持ち出して楽しむ体験を広げました。MDR-3R は、その MDR-3 の「屋内外で自由に音楽を楽しむ」という考え方を受け継いだ製品です。

細かい話をすると、ソニーの説明では「MDR-3」は MDR-3・MDR-3L1・MDR-3L2 の総称です。1979年に初代ウォークマン「TPS-L2」と同時に発売されたヘッドホンの製品名は、正確には「MDR-3L2」です。

当時から引き継いだ点は、ソニーの公式ページで次のように説明されています。

  • 見た目: ソニーロゴや「Dynamic Stereo Headphones」の刻印、ヘッドバンドの形、サウンドホールなどを再現
  • 色: 当時を象徴するブルーとオレンジのイヤーパッドを2色とも同梱し、付け替えられる
  • 軽さ: 当時のコンセプト「H・AIR(髪のように軽く、空気のように軽く)」を受け継ぎ、アルミニウムやステンレスで軽く作った
  • 音: 当時の設計資料をもとに、MDR-3 と同じ 23mm 口径のドライバーを新たに設計
  • 箱と説明書: パッケージや取扱説明書も当時のデザインを継承

軽さについてソニーは、2026年11月時点のソニーのオーバーヘッドヘッドホンの中でも特に軽いとしています。

何が変わった?USB-C・マイク・リモコン

見た目は当時のまま、中身は今のスマホ時代に合わせて変わっています。

① USB-C で差すだけ

スマホ・タブレット・パソコンなどの USB Type-C の機器に、変換アダプターなしでつなげます。充電もペアリングも不要で、差せばすぐに音が出る——という手軽さが売りです。

② 通話用マイクとリモコン

ケーブルにリモコンがあり、再生・停止、曲送り、音量の調整ができます。マイクも内蔵していて、ハンズフリー通話やオンライン会議にも使えます。

③ 絡まりにくいケーブル

ケーブルの表面に細かい溝をつけて、絡まりにくくしています。コードは約1.2mの Y 型です。

主な仕様:23mmドライバー・約38g

ソニーの製品ページに載っている主な仕様です。

項目 仕様
型式 オープンエア
ドライバーユニット 23mm
マグネット ネオジウム
コード長 約1.2m
コードタイプ Y型
入力プラグ USB Type-C
質量 約38g(ケーブル含まず)
付属品 イヤーパッド(シルバー:ブルー・オレンジ/ストレンジャー・シングスエディション:レッド・ブラック)、保証書

※ 2026年11月6日時点のソニーの製品ページより

ソニーの製品ページ「MDR-3R 主な仕様」
2026年11月6日時点(出典: ソニー「MDR-3R 主な仕様」)

形はオープンエア型で、耳をふさがない構造も当時から受け継いでいます。周りの音が聞こえやすい作りなので、静かに音を閉じ込めたい場面より、軽く着けて長く聴く使い方向きの製品です。

価格・発売日・どこで買える?

価格はオープン価格で、ソニーは発売前の市場推定価格(税込)を出しています。

モデル カラー 市場推定価格(税込) 発売日 販売
MDR-3R シルバー 8,000円前後 11月20日 各販売店
MDR-3R ストレンジャー・シングスエディション シルバー(ストレンジャー・シングス) 10,000円前後 11月20日 ソニーストアで数量限定

※ 市場推定価格は、発売前の製品についてソニーが市場での販売価格を推定したもので、実際の価格は各販売店が決めます(2026年11月6日時点)

MDR-3Rの2つのモデルの市場推定価格・発売日・販売方法と、先行展示の店舗をまとめた図
ソニーのニュースリリース・ソニーストア(2026年11月6日確認)をもとに IT Picks 編集部が作成

発売前に実物を見られる店舗

発売前から、ソニーの直営店「ソニーストア」の 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神の5店舗で、11月6日(金)から展示しています。2モデルとも展示の対象です。

ストレンジャー・シングスエディションとは

Netflix のドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボモデルです。1980年代を舞台にした作品の世界観と、ウォークマンが広げた音楽の文化を組み合わせた特別仕様で、ソニーストアだけで数量限定で売られます。

  • ヘッドバンド(ブラック)に 「STRANGER THINGS」のロゴを刻印
  • レッドとブラックの2色のイヤーパッドを同梱
  • 作品の世界観を反映した専用パッケージ

ソニーは、作中の登場人物マックスのヘッドホンスタイルと、作中の「裏側の世界(Upside Down)」から着想を得たデザインだと説明しています。

使う前の注意:対応する機器とウォークマン

USB-C の穴があれば必ず使える、というわけではありません。ソニーは次の注意を書いています。

  • USB Audio Class 1.0 に対応する機器と互換性がある
  • 機器・OS・アプリによっては、設定が必要だったり、機能が動かなかったりすることがある
  • スマホの機種によって動作が異なることがある

意外なのは、ウォークマンにつなぐのは推奨していないという点です。ソニーは「MDR-3R の USB-C 接続はウォークマンとの接続を目的としたものではない」としています。

ソニーのサポートページによると、ウォークマンの USB-C 端子に USB-C のヘッドホンをつなぐと、常に最大音量になって音量を調整できない場合があるほか、リモコンが使えない・イコライザーなどの音質設定が無効になる場合があります。「初代ウォークマンの復刻だから今のウォークマンと組み合わせたい」という人は特に注意が必要です。

ウォークマンのUSB Type-C™端子にヘッドホンを使用する際のご注意
ウォークマンのUSB Type-C™端子にヘッドホンを使用する際のご注意

IT Picks的な所感

MDR-3R は、「懐かしさ」と「今の不便の解消」をうまく両立させた製品だと思います。イヤホンジャックの無いスマホでは、有線ヘッドホンに変換アダプターが必要になります。USB-C を直接差せて、マイクとリモコンも付いているのは、通話や会議にも使えるという点で実用的です。

8,000円前後という価格も、デザインを楽しむ目的で手に取りやすいラインです。一方で、オープンエア型なので音漏れや周りの音の聞こえ方は密閉型とは違い、電車などで使う人は店頭で確かめたいところです。

ワイヤレスの世界では、Bluetooth の通信を約4倍にする新しい仕組み「Bluetooth HDT」が発表されたばかりです。高音質化が進むワイヤレスと、差すだけの軽い有線——ヘッドホン選びの選択肢が両方向に広がっているのは面白い流れです。

Bluetooth の新しい規格「HDT」の詳しい内容はこちらです。

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まとめ

ソニー「MDR-3R」のポイントをまとめます。

  • 発表日:2026年11月6日(ソニーのニュースリリース)
  • 発売日:2026年11月20日
  • 価格:オープン価格(市場推定価格 税込8,000円前後、ストレンジャー・シングスエディションは10,000円前後)
  • 元になった製品:1979年の初代ウォークマン「TPS-L2」と同時発売のヘッドホン(製品名は MDR-3L2)
  • 接続:USB Type-C の有線(USB Audio Class 1.0 対応機器。充電・ペアリング不要)
  • 仕様:オープンエア型・23mmドライバー・約38g(ケーブル含まず)・マイクとリモコンつき
  • 色:シルバー(ブルー・オレンジのイヤーパッド同梱)/ストレンジャー・シングスエディションはソニーストアで数量限定
  • 注意:ウォークマンにつなぐ使い方は推奨されていない

気になる人は、11月20日の発売前に、ソニーストアの5店舗で実物の軽さと着け心地を確かめてみましょう。

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