Node.js 26のLTS入りはいつ?選び方と更新手順【2026年版】

Node.js 26のLTS入りはいつ?選び方と更新手順【2026年版】
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「VPS で動かしている Node.js のアプリ、最後にバージョンを上げたのはいつだったか」——そんな方は、この10月の動きを押さえておきましょう。

Node.js 公式のリリーススケジュールでは、2026年10月28日に Node.js 26 が LTS(長期サポート版)に移行します。その直前の10月20日には Node.js 24 が保守フェーズ(Maintenance)に入り、10月21日には High 4件を含む10件の脆弱性を直したセキュリティリリースも公開されました。

Node.js — Wednesday, October 21, 2026 Security Releases
Node.js — Wednesday, October 21, 2026 Security Releases

この記事では、Node.js 公式の情報をもとに、どのバージョンをいつまで使えるのか、10月の修正版、VPS での確認方法と更新手順を整理します。「とりあえず動いているから」で放置されがちなランタイムを見直すタイミングという位置づけです。

この記事はこんな人向けです

  • VPS で Node.js 製のアプリや Bot を動かしている
  • 10月のセキュリティリリースで何を更新すべきか知りたい
  • Node.js 22・24・26 のどれを使えばよいか迷っている

Node.jsのLTSとは?一言でまとめると

Node.js の LTS(Long Term Support)とは、長期間にわたって重要な修正が提供される、本番向けのバージョンのことです。

Node.js のメジャーバージョンは、公開後に次のフェーズを順に進みます。

フェーズ 期間 提供されるもの
Current 最初の6か月 新機能を含む変更の多く
Active LTS Current の後 監査済みの新機能・バグ修正・更新
Maintenance LTS Active LTS の後 重大なバグ修正とセキュリティ更新
EOL(サポート終了) その後 修正なし

公式は「本番のアプリでは Active LTS か Maintenance LTS だけを使うべき」と案内しています。LTS は合計30か月、最初の公開から EOL までは36か月です。

また、Node.js 26 までは偶数のバージョンだけが LTS になり、奇数(25 など)は6か月でサポートが終わる仕組みでした。25 はすでに EOL です。

Node.js の各バージョンのサポート期限
Node.js「Release schedule」をもとに IT Picks 編集部が作成

10月に何が起きる?押さえたい日付

関係する日付を時系列で並べると、次のとおりです。

日付 出来事
2026年4月30日 Node.js 20 がサポート終了(EOL)
2026年10月20日 Node.js 24 が Maintenance LTS へ
2026年10月21日 セキュリティリリース(26.12.1・24.22.1・22.23.4)
2026年10月28日 Node.js 26 が LTS へ。同日、Node.js 27 の Alpha が開始
2027年4月30日 Node.js 22 がサポート終了
2028年4月30日 Node.js 24 がサポート終了
2029年4月30日 Node.js 26 がサポート終了

※ Node.js 公式のリリーススケジュール(2026年10月23日確認)

ポイントは、24 はまだ1年半ほどサポートが続く一方、新機能の追加は基本的に止まることです。いちばん長く使えるのは 10月28日から LTS になる 26 で、サポートは2029年4月30日まであります。

10月21日のセキュリティリリース:何が直った?

2026年10月21日、Node.js は 26.x・24.x・22.x を対象にしたセキュリティリリースを公開しました。修正された脆弱性は10件(High 4件・Medium 3件・Low 3件)です。

系列 修正版
Node.js 26 v26.12.1
Node.js 24 v24.22.1
Node.js 22 v22.23.4

High の4件には、次のようなものが含まれます。

  • Brotli 圧縮の展開処理での境界外書き込み(リモートでのコード実行につながるおそれ)
  • TLS 証明書のホスト名の検証をすり抜けられる問題(2件)
  • dns.resolve が NUL 文字を含む名前を途中で切ってしまう問題

あわせて、c-ares・OpenSSL・Undici などの依存ライブラリや、eMudhra の中間 CA の侵害に対応した、Node.js 組み込みの CA 証明書(ca-cert)も更新されています。

公式は「EOL のバージョンは、セキュリティリリースのたびに常に影響を受ける」と明記しています。Node.js 20 以前を使っている場合、今回の修正は届きません。

eMudhra の証明書の件は、サーバー側の対応を次の記事で整理しています。

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自分のサーバーは?バージョンの確認方法

まずは、動いている Node.js のバージョンを確認しましょう。

① node コマンドで確認する

node -v
which node

node -v でバージョン、which node でどこに入っている node が使われているかが分かります。/usr/bin/node なら apt などのパッケージ、~/.nvm/ 配下なら nvm で入れたものです。

② apt の標準パッケージで入れた場合は要注意

Ubuntu の標準リポジトリから apt install nodejs で入れた場合、バージョンは OS のリリースで決まります。

OS 標準の nodejs 上流のサポート
Ubuntu 22.04 LTS 12.22.9 終了済み
Ubuntu 24.04 LTS 18.19.1 終了済み(2025年4月30日)
Ubuntu 26.04 LTS 22.22.1 2027年4月30日まで
Ubuntu 26.10 24.19.0 2028年4月30日まで

※ Launchpad の掲載内容(2026年10月23日時点)

Ubuntu 24.04 で VPS を作り、そのまま apt install nodejs した——という構成では、上流のサポートがすでに終わった 18 が入ります。Ubuntu のパッケージにどこまで修正が出るかは、今回調べた範囲の公式情報では確認できませんでした。上流のサポート期限を目安に、サポート中のバージョンへ移すのが安全です。

③ Docker なら イメージのタグを見る

Docker で動かしているアプリは、Dockerfile の FROM node:◯◯ や docker-compose.yaml の image: を確認します。Docker 公式の node イメージでは、10月23日時点で lts タグは 24 系、latest と current タグは 26 系を指しています。

どのバージョンを使う?24・26・22の選び方

結論から言うと、新しく作るなら 26(10月28日以降)、今 24 で動いているならアプリの対応を確認してから 26 へ、が基本です。

バージョン 状態(10月28日以降) サポート終了 おすすめの使い方
26 Active LTS 2029年4月30日 新規の構築・移行先
24 Maintenance LTS 2028年4月30日 アプリが 26 未対応なら当面これ
22 Maintenance LTS 2027年4月30日 早めに 24 か 26 へ
20 以前 EOL 終了済み すぐに移行

ただし、使っているアプリが 26 に対応しているかは必ず確認しましょう。たとえば、n8n の公式ドキュメントは npm でのインストールに「Node.js 20.19 以上 24.x 以下」を求めています(10月23日時点)。この場合、npm で入れた n8n は 24 で動かすのが公式の範囲内です。

Node.js のバージョンの選び方
Node.js 公式のリリーススケジュールをもとに IT Picks 編集部が作成

n8n を VPS で動かす方法は、次の記事で紹介しています。

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VPSでNode.jsを更新する3つの方法

VPS で Node.js を入れる・更新する方法は、主に次の3つです。今どの方法で入れているかに合わせて更新します。

方法 向いているケース 特徴
① NodeSource(apt) サーバー全体で1つのバージョンを使う apt で更新できる
② nvm ユーザーごと・プロジェクトごとに切り替えたい 複数のバージョンを併用できる
③ Docker アプリをコンテナで動かしている イメージのタグを変えるだけ

① NodeSource の apt リポジトリを使う

NodeSource は、Ubuntu・Debian 向けにNode.js の各バージョンの apt リポジトリを提供しています。手順書の対応 OS には Ubuntu 22.04・24.04、Debian 12 などが含まれます。手順書の例(22.x)の URL のバージョン部分を変えると、次のようになります。

curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_24.x -o nodesource_setup.sh
sudo -E bash nodesource_setup.sh
sudo apt install -y nodejs

setup_24.x の部分を setup_26.x にすると 26 系になります(10月23日時点で setup_26.x も配布されています)。OS 標準の古い nodejs が入っている場合は、入れ替わったかを node -v で必ず確認しましょう。

② nvm で切り替える

nvm は、ユーザーごとに Node.js を入れ、バージョンを切り替えられるツールです。

curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.40.8/install.sh | bash
nvm install --lts
nvm install 26
nvm alias default 26
nvm ls

nvm install --lts はその時点の最新の LTS を入れます。nvm はインストールしたユーザーにしか使えない点に注意してください。systemd などで別のユーザーとしてアプリを動かしている場合、そのユーザーから見える node のバージョンも確認が必要です。

③ Docker のイメージを差し替える

Docker で動かしている場合は、FROM node:24 を FROM node:26 のように書き換えて、イメージを作り直すだけです。

本番では、lts や latest のような中身が変わるタグより、24 や 26 のようにメジャーを固定したタグを使うと、意図しない更新を防げます。同じメジャーの中の修正版は、イメージを作り直す(pull し直す)ことで取り込めます。

26へ上げる前に確認したいこと

① 削除された API を使っていないか

Node.js 26 では、長く非推奨だった API がいくつか削除されています。

  • http.Server.prototype.writeHeader()(writeHead() を使う)
  • _stream_wrap _stream_readable _stream_writable などの古いストリームモジュール

自分のコードだけでなく、依存しているライブラリが使っていないかも確認が必要です。

② ネイティブアドオンを作り直す

C++ で書かれたネイティブアドオンを含むパッケージは、新しい Node.js に合わせて再コンパイルが必要です。npm の公式ドキュメントは、Node.js の新しいバージョンを入れたときの npm rebuild の使い方を説明しています(通常は npm install の際に自動で行われます)。

npm rebuild

③ バージョンを固定している場所を洗い出す

package.json の engines、.nvmrc、Dockerfile、CI の設定など、Node.js のバージョンを書いている場所をまとめて更新します。一部だけ古いまま残ると、本番と開発でバージョンがずれる原因になります。

2027年からリリースの仕組みが変わる

Node.js は2026年3月に、リリースの仕組みを変えると発表しました。26 が従来の仕組みの最後のバージョンです。

項目 26 まで 27 から
メジャーの公開 年2回 年1回(4月)
LTS になるもの 偶数のみ すべて
Alpha(試用)フェーズ なし あり(6か月)
バージョン番号 半年ごとに1つ増える 初リリースの年に合わせる(2027年は27)

10月28日に始まる 27 の Alpha は、ライブラリの作者や CI での互換性テスト向けで、本番向けではありません。公式は、LTS だけを使っている利用者にとっては「番号の付け方以外ほとんど変わらない」と説明しています。

開発者・利用者の声

リリースの仕組みの変更について、HeroDevs の記事(2026年6月11日)では、Node.js の技術運営委員会の Matteo Collina 氏が「LTS 以外のリリースはほとんど使われていない」と指摘したと紹介されています。同じ記事では、Marco Ippolito 氏が、依存関係が古くなりすぎると更新が少しずつの作業ではなく大規模な改修になると述べたとされています(出典)。

NodeSource のブログ(2026年8月27日)は、2026年7月のダウンロード数で 24 が約3億5,880万件と最多だった一方、サポートが終わった 20 と 18 も合わせて1億3,600万件を超えたと報告しています。その理由として、Dockerfile や CI の設定にバージョンが固定されたまま残っていることを挙げています(出典)。なお、同社は移行支援のサービスも提供しています。

いずれも、「LTS に合わせて、年に1回は計画的に上げる」という運用を後押しする内容です。

よくある質問

Q. 24 のままでもよい?

A. 2028年4月30日までは修正が出るので、すぐに困るわけではありません。ただし、10月20日から Maintenance に入り、新機能の追加は基本的に止まります。アプリが 26 に対応したら、余裕のあるうちに移すのがおすすめです。

Q. 10月28日より前に 26 を使っても大丈夫?

A. 公式は本番に Active LTS か Maintenance LTS を勧めています。26 は10月28日までは Current です。本番の切り替えは LTS になってからにすると、公式の案内に沿った運用になります。

Q. 25 を使っている場合は?

A. 奇数の 25 は、2026年6月1日にすでにサポートが終わっています。10月21日のセキュリティリリースの対象にも入っていません。24 か 26 へ移しましょう。

Q. apt で入れた Ubuntu 標準の nodejs はどうすればよい?

A. Ubuntu 22.04・24.04 の標準パッケージは、上流のサポートが終わったバージョン(12・18)です。NodeSource・nvm・Docker のいずれかで、サポート中のバージョンへ移すのが安全です。

VPS の基本的なセキュリティ設定は、次の記事で整理しています。

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まとめ

Node.js 26 の LTS 入りと10月の更新のポイントをまとめます。

  • Node.js 26 の LTS 入り:2026年10月28日(サポートは2029年4月30日まで)
  • Node.js 24:10月20日から Maintenance LTS(サポートは2028年4月30日まで)
  • セキュリティリリース:10月21日。修正版は 26.12.1・24.22.1・22.23.4(10件、High 4件)
  • 確認方法:node -v と which node、Docker は FROM node:◯◯
  • 注意したい構成:Ubuntu 22.04・24.04 の標準パッケージ(12・18 で上流は EOL)
  • 更新方法:NodeSource(apt)・nvm・Docker のタグ変更
  • 2027年から:メジャーは年1回、すべてが LTS に

まずは今日、サーバーで node -v を実行し、10月21日の修正版(26.12.1・24.22.1・22.23.4)以降になっているかを確認するところから始めてみてください。

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