マネーフォワード クラウドの値上げはいつから?新料金と対策【2026年版】
「マネーフォワードが値上げするらしいけれど、自分のプランはいくらになるのか」——確定申告をマネーフォワード クラウドに任せている個人事業主なら、気になっているはずです。
マネーフォワードは2026年9月24日、「マネーフォワード クラウド」の料金体系を一部改定すると発表しました。個人事業主向けは2026年12月1日、法人向けは2027年6月1日から新しい料金になります。

個人事業主向けの改定日まで、残りは約7週間です。しかも、新料金が効き始める時期は契約の更新日で決まるため、月払いか年払いかで影響が大きく変わります。
この記事では、プラン別の新料金、いつから新料金になるのか、freee会計・やよいの青色申告 オンラインとの年間費用の比較を整理します。確定申告シーズンの前に、続けるか・切り替えるか・乗り換えるかを決めるための記事という位置づけです。
この記事はこんな人向けです
- マネーフォワード クラウド確定申告を使っていて、いつ・いくら上がるのか知りたい
- 月払いのままか、年払いに切り替えるか、他社に乗り換えるかを決めたい
- freee会計・やよいの青色申告 オンラインと年間の費用を比べたい
マネーフォワード クラウドの値上げとは?一言でまとめると
個人事業主向けの有償プランが2026年12月1日から、法人向けが2027年6月1日から値上がりする——ということです。あわせて、一部の上位プランでは「AI-OCRから入力」のオプション料金がなくなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年9月24日 |
| 個人事業主向けの改定日 | 2026年12月1日 |
| 法人向けの改定日 | 2027年6月1日 |
| 適用のタイミング | 改定日以降に更新される契約から新料金 |
| 据え置きのプラン | パーソナルミニの年払い、ひとり法人の月払い |
| AI-OCRのオプション料金 | パーソナル・パーソナルプラスは2026年12月1日、ビジネスは2027年6月1日に廃止 |
| 機能・利用人数 | 法人向けは利用人数の制限や機能の差に変更なしと案内 |
※ マネーフォワード クラウド サポートサイト「料金体系の一部改定について」をもとに作成(2026年10月14日確認)
改定の目的について、マネーフォワードは「開発体制の構築と、機能拡充およびサポート品質の向上」を挙げています。料金ページにも「2026年12月に料金体系の一部改定を予定しています」という注記が入りました。
個人事業主向けの新料金:プラン別の値上げ幅
個人事業主向け(マネーフォワード クラウド確定申告など)の改定前後の料金は次のとおりです。
| プラン | 支払い方法 | 改定前 | 改定後(2026年12月1日〜) | 差額 |
|---|---|---|---|---|
| パーソナルミニ アプリプラン | 月払い(税込) | 1,500円 | 1,880円 | +380円/月 |
| パーソナルミニ | 月払い | 1,280円 | 1,680円 | +400円/月 |
| パーソナルミニ | 年払い | 10,800円 | 10,800円(据え置き) | 0円 |
| パーソナル | 月払い | 1,680円 | 2,880円 | +1,200円/月 |
| パーソナル | 年払い | 15,360円 | 22,560円 | +7,200円/年 |
| パーソナルプラス | 年払い | 35,760円 | 38,160円 | +2,400円/年 |
※ パーソナルミニ アプリプランのみ税込、ほかは税抜。2026年10月14日時点の公式発表

いちばん影響が大きいのはパーソナルプランの月払いです。月1,680円から2,880円へ、約1.7倍になります。年に直すと20,160円から34,560円です。
一方、パーソナルミニの年払い(10,800円)は据え置きです。ただしパーソナルミニは消費税申告に対応していません。消費税の申告が必要な人は、パーソナル以上が前提になります。
改定後のパーソナルプランは、月払い(年34,560円)と年払い(22,560円)の差が年12,000円に広がります。月払いで使い続けている人は、年払いへの切り替えを検討する価値があります。
いつから新料金になる?更新日で決まる適用タイミング
新料金は「12月1日に一斉に」ではなく、2026年12月1日以降に更新される契約から適用されます。公式サポートサイトの具体例は次のとおりです。
| 契約日と契約プラン | 新料金が適用されるタイミング |
|---|---|
| 2026年11月15日に月払いのパーソナルプランを契約 | 2026年12月15日の更新から |
| 2026年11月15日に年払いのパーソナルプランを契約 | 2027年11月15日の更新から |

つまり、月払いの人は12月以降の最初の更新(翌月)から新料金になり、年払いの人は次の年次更新までは改定前の料金のままです。
公式の例では、改定日前に年払いで契約した場合、新料金になるのは約1年後の更新からです。いま月払いで契約中の人が年払いに切り替える場合の扱いは、お知らせには書かれていません。切り替えを考えている人は、手続きの前にサポートの問い合わせ窓口で確認すると確実です。
AI-OCRのオプション料金は廃止:レシートが多い人には値下げ要素も
今回の改定には、値下げにあたる変更もあります。「AI-OCRから入力」機能のオプション料金の廃止です。
| 対象プラン | 変更日 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|---|
| パーソナル | 2026年12月1日 | 31件目以降は1件20円 | 件数制限なし・オプション料金なし |
| パーソナルプラス | 2026年12月1日 | 101件目以降は1件20円 | 件数制限なし・オプション料金なし |
| ビジネス(法人) | 2027年6月1日 | 101件目以降は1件20円 | 件数制限なし・オプション料金なし |
この変更は基本料金と違い、契約の更新タイミングに関係なく、変更日以降に使った分から適用されます。
たとえばパーソナルプランで毎月60件のレシートを読み取っている場合、これまでは30件分×20円=月600円のオプション料金がかかっていた計算です。年払いの値上げ幅(月あたり600円)と同じ額で、レシートが多い人ほど実質的な値上げ幅は小さくなります。
なお、パーソナルミニは対象外です。料金ページでは、パーソナルミニはレシート撮影が月15件までで、16件以上はプランのアップグレードが必要とされています。
法人向けは2027年6月から:3プランの新料金
法人向けは、2027年6月1日に改定されます。
| プラン | 支払い方法 | 改定前 | 改定後(2027年6月1日〜) |
|---|---|---|---|
| ひとり法人 | 月払い | 3,980円 | 3,980円(据え置き) |
| ひとり法人 | 年払い | 29,760円 | 35,760円(月換算2,980円) |
| スモールビジネス | 月払い | 5,980円 | 6,980円 |
| スモールビジネス | 年払い | 53,760円 | 64,560円(月換算5,380円) |
| ビジネス | 月払い | 7,980円 | 8,980円 |
| ビジネス | 年払い | 77,760円 | 83,760円(月換算6,980円) |
※ いずれも税抜。2026年10月14日時点の公式発表
スモールビジネスの年払いは年10,800円の増額で、法人向けでは上げ幅が最も大きくなります。適用の考え方は個人と同じで、2027年6月1日以降の更新から新料金です。
改定まで半年以上あるため、法人は次の予算策定に合わせて見直すのが現実的です。会計ソフト以外の業務ツールの費用もあわせて見直すなら、Microsoft 365法人プランの違いと料金比較も参考になります。

値上げ後の年間費用をfreee・弥生と比べる
乗り換えを考えるなら、消費税申告が必要かどうかで比べる相手が変わります。各社の公式料金ページで確認した年払いの料金(税抜)を並べると、次のとおりです。
| 用途 | マネーフォワード(12月以降) | freee会計 | やよいの青色申告 オンライン |
|---|---|---|---|
| 消費税申告なし(最小構成) | パーソナルミニ 10,800円 | スターター 11,760円 | セルフ 11,800円 |
| 消費税申告あり | パーソナル 22,560円 | スタンダード 23,760円 | セルフ 11,800円/ベーシック 22,800円 |
| 電話サポートあり | パーソナルプラス 38,160円 | プレミアム 39,800円 | ベーシック 22,800円(電話は契約期間中10回まで) |
※ 年払い・税抜。2026年10月14日に各社の公式料金ページで確認

ポイントは3つです。
- 消費税申告なしなら、据え置きのマネーフォワード(10,800円)が3社の通常料金で最も安い水準です(弥生の初年度無償キャンペーンは除く)
- 消費税申告ありでも、値上げ後のマネーフォワード(22,560円)は freee(23,760円)・弥生ベーシック(22,800円)とほぼ横並びです
- 弥生は全プランで機能が同じで、セルフプランでも消費税申告ができます。サポートが不要なら、年11,800円で消費税申告まで済ませられます
弥生は初年度無償キャンペーン(セルフ・ベーシックが初年度0円、トータルが初年度半額)を2027年3月15日の申し込み分まで実施しています。適用には自動更新の決済方法(口座振替またはクレジットカード)の登録が必要で、次年度の更新前にキャンセルできます。
月払いで比べると、マネーフォワードのパーソナル(月2,880円)は freee のスタンダード(月2,980円)とほぼ同じです。どの社も年払いのほうが大幅に安いため、月払いのまま使い続けるのは割高になります。
結論:タイプ別にどうするか
ここまでの料金をもとに、契約中のプラン別に考え方を整理します。
| いまの契約 | おすすめの動き |
|---|---|
| パーソナルミニ・年払い | そのままでよい(据え置き) |
| パーソナルミニ・月払い | 年払い(10,800円)への切り替えを検討。月払いは年20,160円になる |
| パーソナル・月払い | 最優先で見直し。年払い(22,560円)なら月払いより年12,000円安い |
| パーソナル・年払い | 次の更新日までは現行料金。更新前に他社と比較して決める |
| パーソナルプラス | 上げ幅は年2,400円。電話サポートを重視するなら弥生ベーシックも比較候補 |
| 法人プラン | 2027年6月以降の更新から。次の予算策定に合わせて見直し |
乗り換えを選ぶかどうかは、料金差だけでなく銀行・カード連携の対応状況や、税理士とのデータ共有のしやすさにも左右されます。年数千円の差なら、慣れた操作を続けるメリットのほうが大きいケースもあるはずです。
乗り換える前に確認したいこと
他社への乗り換えを決めた場合は、次の3点を先に確認しておくと安心です。
① 無料で試せる期間
- マネーフォワード:1か月無料のトライアルがあります(一部使えない機能あり)
- freee会計:料金ページで、全プランを無料で試せると案内しています
- 弥生:最大2か月の「無料体験プラン」があります。ただし決算・申告機能は使えません
② データ移行の手段
freee会計のプレミアムプランには、freee会計への乗換代行サービスが含まれます。仕訳データの移行を自分でやるか、代行を使うかで、選ぶプランも変わります。
③ 乗り換えのタイミング
年の途中で会計ソフトを替えると、1年分の帳簿が2つのソフトに分かれます。キリのよい年初から新しいソフトで記帳を始め、前年分の確定申告は使い慣れたソフトで済ませる——という順番が混乱しにくい進め方です。
業務ツールの終了や値上げで乗り換えを迫られた例としては、タスク管理ツールのJooto終了と移行先の選び方も整理しています。

利用者の声:ITreviewのレビュー
法人向けIT製品のレビューサイト ITreview では、マネーフォワード クラウド確定申告の満足度は4.2です。項目別では導入のしやすさ5.0に対し、価格3.8と、価格の評価が相対的に低くなっています(2026年9月30日時点、ITreview)。
個別のレビューから、評価されている点を紹介します。
- 会計・税務分野の有償利用者は、銀行口座やクレジットカードとの連携で日々の仕訳入力を大幅に省力化できると評価する一方、帳票や分析の出力形式にはもっと柔軟性がほしいと書いています(ITreview・2026年5月28日投稿)
- デザイン事務所の導入決定者は、ソフトを渡り歩いた末にマネーフォワードで11年目だとし、仕訳の楽さや補助科目の使いやすさを挙げつつ、簿記をある程度理解している前提の良さだと述べています(ITreview・2025年9月2日投稿)
- 日商簿記2級を持つ広告・販促分野の利用者は、開業時に3社ほど試した中で簿記がわかる人にとって最も仕訳を入力しやすかったと書いています(ITreview・2025年1月28日投稿)
複数のレビューで、簿記の知識がある人ほど使いやすいという趣旨の声が見られます。値上げ後も続けるかどうかは、こうした操作面の相性も含めて判断するとよさそうです。
よくある質問
Q. 12月1日になったら、すぐに新料金が引き落とされますか?
A. いいえ。2026年12月1日以降に更新される契約からです。月払いなら12月以降の最初の更新日、年払いなら次の年次更新日から新料金になります。
Q. パーソナルミニの年払いも値上がりしますか?
A. 値上がりしません(年10,800円のまま)。値上がりするのはパーソナルミニの月払い(1,280円→1,680円)とアプリプランです。
Q. AI-OCRのオプション料金の廃止は、更新日を待つ必要がありますか?
A. 待つ必要はありません。パーソナル・パーソナルプラスは2026年12月1日以降の利用分からオプション料金がかからなくなります。
Q. 法人のひとり法人プランも値上がりしますか?
A. 年払いのみ値上がりします(29,760円→35,760円)。月払いの3,980円は据え置きです。
まとめ
マネーフォワード クラウドの料金改定のポイントをまとめます。
- 発表日:2026年9月24日
- 個人事業主向けの改定日:2026年12月1日(更新日から適用)
- 法人向けの改定日:2027年6月1日(更新日から適用)
- 最も上がるプラン:パーソナルの月払い(月1,680円→2,880円)
- 据え置き:パーソナルミニの年払い(10,800円)、ひとり法人の月払い(3,980円)
- 値下げ要素:パーソナル・パーソナルプラス・ビジネスのAI-OCRオプション料金を廃止
- 他社との比較:消費税申告ありの年払いはfreee・弥生ベーシックとほぼ横並び
まずは自分の契約の支払い方法と次の更新日を管理画面で確認し、月払いなら年払いへの切り替えか乗り換えかを、12月の更新日より前に決めておきましょう。
