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Vercel Pro無料ドメインの選び方:2年目の更新料【2026年版】

Vercel Pro無料ドメインの選び方:2年目の更新料【2026年版】
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Vercel でサイトを公開していて、「そろそろ独自ドメインを付けたい」と考えている人は多いのではないでしょうか。

2026年10月22日、Vercel は Pro プランの「1年無料のドメイン」の対象に8つの TLD を追加しました。.co や .info、.pro などが加わり、対象は16種類の TLD になっています。TLD(トップレベルドメイン)は、example.com の .com にあたる末尾の部分です。

Eight more TLDs now eligible for a free domain with Pro
Eight more TLDs now eligible for a free domain with Pro

ただし、無料なのは最初の1年だけです。2年目からは TLD ごとの通常価格で自動更新され、その更新料は TLD によって約4倍の差 があります。この記事では、もらえる条件と2年目の料金、受け取り方、解約・移管の注意点を整理します。「どの TLD で受け取るか」が、あとから効いてくる選択と言えます。

この記事はこんな人向けです

  • Vercel でサイトやアプリを公開していて、独自ドメインを付けたい人
  • Pro プランの「1年無料のドメイン」をどの TLD で受け取るか迷っている人
  • 無料期間が終わった後の更新料や、解約・移管の扱いを先に知っておきたい人

Vercel Proの無料ドメインとは?一言でまとめると

一言でまとめると、有料の Pro チームが、対象の TLD からドメインを1つ、1年間無料で取得できる特典です。

項目 内容
対象 有料の Pro チーム(既存のチームも対象)
もらえる数 1チームにつき1つ
無料の期間 最初の1年(登録料を Vercel が負担)
対象の TLD 16種類(.app / .dev / .co / .info など)
対象外 プレミアムドメイン、Pro トライアル中のチーム
2年目以降 受け取り時に表示された通常価格で自動更新

Pro プランの料金は、月20ドル(税別)のプラットフォーム料金です。デプロイできる席1つと、20ドル分の利用クレジットが含まれます。無料ドメインは、この Pro に付く特典の1つという位置づけです。

2026年10月22日の変更:対象が16TLDに

この特典は、2026年8月に始まってから少しずつ対象を広げてきました。

日付 変更
2026年8月7日 新規の Pro 契約に初年度無料のドメインを付与(.online / .site / .space / .store / .tech / .website の6種類)
2026年8月12日 既存を含むすべての Pro チームに拡大
2026年9月2日 .app と .dev を追加(8種類)
2026年10月22日 .co / .studio / .company / .info / .pro / .live / .digital / .agency を追加(16種類)

今回の追加で、.co や .info のように一般的なサイトでも使いやすい TLD が選べるようになりました。一方で、.com や .net、.jp は2026年10月26日時点でも対象に入っていません。

もらえる人・もらえない人

公式の FAQ と Pro プランのドキュメントでは、対象が次のように決められています。

チームの状態 無料ドメイン
有料の Pro チーム(新規・既存) もらえる(1チーム1つ)
Pro トライアル中 もらえない(有料の Pro にアップグレードした後なら対象)
Hobby(無料プラン) もらえない
すでに受け取ったチーム 2つ目はもらえない

注意したいのは、一度受け取ると別のドメインに変更できない点です。FAQ では、受け取りは「final(確定)」で、交換や変更はできないとされています。

また、特典は期間限定です。終了日は公式ページに書かれていません。検索結果に「Free With Pro」と表示されなくなったら、対象外になったと判断できます。

Hobby のままでも、他社で取ったドメインをプロジェクトにつなぐことはできます(1プロジェクトあたり50個まで)。ただし Hobby は非商用の個人利用に限られるため、仕事のサイトなら Pro が前提になります。

2年目からの更新料:TLDで最大約4倍の差

無料ドメインの2年目以降は、受け取り時に表示された通常価格で自動更新されます。Vercel はドメインをレジストリの卸値で販売しており、価格表は登録しなくても公開されています。

2026年10月26日時点の価格表から、対象16種類の料金をまとめると次のとおりです(米ドル、1年あたり)。

TLD 通常の登録料(1年目) 更新料(2年目から)
.dev 13.00ドル 13.00ドル
.app 14.99ドル 15.00ドル
.company 3.99ドル 15.10ドル
.info 5.99ドル 22.00ドル
.space 1.99ドル 22.00ドル
.website 1.99ドル 22.00ドル
.pro 4.99ドル 23.00ドル
.co 29.99ドル 24.80ドル
.online 1.99ドル 27.00ドル
.site 1.99ドル 27.00ドル
.agency 5.99ドル 28.13ドル
.digital 3.99ドル 34.00ドル
.live 3.99ドル 35.00ドル
.store 1.99ドル 44.00ドル
.studio 21.99ドル 45.76ドル
.tech 7.99ドル 49.00ドル

※ 料金は2026年10月26日時点の Vercel「Domains at cost」の表示。税別。.dev と .app は登録料に割引価格(9.99ドル)も表示されていました。参考までに .com は登録・更新とも11.25ドルです。

Vercel Proの無料ドメイン対象16TLDの更新料
Vercel「Domains at cost」(2026年10月26日時点)をもとに IT Picks 編集部が作成

表から分かるのは、1年目の登録料と2年目の更新料が大きく違う TLD があることです。たとえば .store は通常の登録料が1.99ドルですが、更新料は44.00ドルです。

Vercel の価格表の FAQ でも、「初年度を割り引いて更新で利益を回収するレジストラが多い。登録料だけでなく更新料を比べて」と案内されています。無料ドメインも同じで、長く使うなら2年目の更新料で選ぶのが基本です。

どのTLDを選ぶ?選び方の目安

選び方の目安を4つにまとめます。

① 長く使うなら更新料の安い .dev / .app / .company

更新料が安いのは、.dev(13.00ドル)・.app(15.00ドル)・.company(15.10ドル) の3つです。いずれも .com(11.25ドル)に近い水準で、数年使っても負担が大きくなりにくい TLD です。

② サイトの用途に合う名前か

開発者のポートフォリオなら .dev、アプリの紹介なら .app、会社やお店なら .company や .co など、読者が見て違和感のない TLD を選ぶと長く使えます。更新料が高めの .studio や .tech も、名前に意味があるなら選ぶ価値はあります。

③ .dev は HTTPS が必須

.dev は HSTS プリロードの対象で、すべての接続で HTTPS が必須です(Google Registry の説明)。Vercel はプロジェクトに追加したドメインに SSL 証明書を自動で発行・更新するので、Vercel で公開する限り困ることは少ないはずです。ただし、同じドメインを別のサーバーで使うときは HTTPS の用意が欠かせません。

④ .jp は Vercel では取得できない

2026年10月26日時点で、Vercel で購入できる TLD の一覧に .jp や .co.jp はありません。日本の会社やお店で .jp を使いたい場合は、他社で取得して、DNS の設定で Vercel のプロジェクトにつなぐ形になります。

AWS の Route 53 でドメインを取得する手順と料金は、次の記事で解説しています。

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無料ドメインの受け取り方

受け取りの流れは、公式ドキュメントによると次のとおりです。

  1. Pro プランにする:新規なら、Hobby からのアップグレード時のチェックアウトで受け取れます。トライアル中は対象外です
  2. vercel.com/domains で検索する:既存の Pro チームは、ダッシュボードのドメイン検索から探します
  3. 「Free With Pro」の表示を確認する:この表示があるドメインだけが対象です。プレミアムドメインは対象外です
  4. 選んでチェックアウトする:選んだドメインを登録します。受け取った後は変更できません

チェックアウトの画面には2年目からの通常価格が表示されます。自動更新はこの価格で行われるので、受け取る前に金額を控えておくと安心です。

自動更新を止めるなら30日より前に

Vercel で登録したドメインは、既定で自動更新がオンです。更新の流れは次のとおりです。

時期 内容
期限の60日前 期限が近いことと、更新を試みることを知らせるメール
期限の30日前 更新処理(支払い)を開始
期限の29日前から 失敗した更新を再試行

ポイントは、30日前に更新処理が始まると、その回の更新は止められないことです。自動更新のスイッチが反応しなくなり、切り替えても更新と請求は完了します。2年目に使わないつもりなら、期限の30日より前に自動更新をオフにしておきましょう。

自動更新はダッシュボードの「Domains」で、ドメインの行のメニューから切り替えます。CLI(コマンドライン)なら vercel domains auto-renew example.com off です。

自動更新をオフにすると、期限が来たときにドメインは使えなくなります。期限切れ後に取り戻せる「償還期間」は通常30日で、償還手数料がかかる場合があります(TLD によっては償還自体ができません)。また、自動更新がオンでも、登録しているカードが無効だと期限切れになるおそれがあります。

Proをやめる・他社へ移すときの注意

① Hobby に戻す前にドメインを移す

Pro プランのドキュメントでは、Hobby へダウングレードする前に、接続しているドメインを手動で別の場所へ移す必要があるとされています。Pro を1年だけ試してやめる場合も、ドメインの行き先を先に決めておきましょう。

② 他社への移管は認証コードで

Vercel で登録したドメインは、ダッシュボードの「Domains」から移管用の認証コードを取得して、他社へ移せます。チームでは、このメニューはオーナーにしか表示されません。移管には最大1週間かかります。

ただし、ICANN(ドメインの管理団体)のルールにより、登録から60日間は移管できないなどの制限がかかることがあります。受け取ってすぐに他社へ移すことはできない場合がある、と考えておきましょう。

Pro の利用料が想定以上に膨らまないようにする設定は、次の記事で解説しています。

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IT Picksで確認したこと

2026年10月26日時点の公式ページ「Domains at cost」で、無料ドメインの対象16種類の登録料・更新料を確認しました。

  • ページの冒頭:「We sell domains at the wholesale price set by each registry」(レジストリの卸値で販売)と表示され、TLD ごとに Registration(登録)・Renewal(更新)・Transfer(移管)・Term(期間)・WHOIS privacy の列が並んでいました
  • .dev の行:登録料は 13.00ドルに取り消し線が引かれて 9.99ドル、更新料と移管料は 13.00ドル でした
  • .online の行:登録料は 1.99ドル、更新料と移管料は 27.00ドル でした
  • .jp の行:表の中に .jp はありませんでした(.jpn.com の行はあります)

価格表は誰でも開けるので、無料ドメインを受け取る前に、候補の TLD の Renewal 列を見ておくと2年目の費用を見積もれます。表の右上には「Last updated」と更新時刻が表示されており、価格は変わることがあります。

Domains at cost の冒頭
2026年10月26日時点(出典: Vercel「Domains at cost」)
.dev の行
2026年10月26日時点(出典: Vercel「Domains at cost」)
.online の行
2026年10月26日時点(出典: Vercel「Domains at cost」)

よくある質問

Q. Hobby(無料プラン)でも無料ドメインはもらえますか?

A. もらえません。対象は有料の Pro チームだけです。Hobby でも、他社で取得したドメインをプロジェクトにつなぐことはできます。

Q. Pro のトライアル中に受け取れますか?

A. 受け取れません。有料の Pro にアップグレードした後なら対象になります。

Q. 受け取ったドメインを別の TLD に変えられますか?

A. 変えられません。公式の FAQ では、受け取りは確定で、交換や変更はできないとされています。

Q. .com は対象ですか?

A. 2026年10月26日時点では対象外です。Vercel で .com を取得する場合は、登録・更新とも11.25ドル(税別)です。

Q. 2年目の料金はいつ請求されますか?

A. 自動更新がオンなら、期限の30日前に更新処理が始まります。止めたい場合は、それより前に自動更新をオフにします。

まとめ

Vercel Pro の無料ドメインのポイントをまとめます。

  • 対象:有料の Pro チーム(1チーム1つ、トライアル・Hobby は対象外)
  • 最新の変更:2026年10月22日に8種類を追加し、16種類の TLD に
  • 無料の期間:最初の1年だけ。2年目からは受け取り時の通常価格で自動更新
  • 更新料の目安:.dev 13.00ドル・.app 15.00ドルから、.tech 49.00ドルまで(2026年10月26日時点)
  • 注意点:受け取り後は変更不可、自動更新を止めるなら期限の30日より前、.jp は Vercel では取得できない

受け取る前に「Domains at cost」の価格表で、候補の TLD の更新料を確認してから選ぶのがおすすめです。クラウドの無料枠を広く比べたい場合は、AWS・GCP・Azure・OCI のクラウド無料枠の比較もあわせてご覧ください。

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