XServer VPSのWindows版はいくら?SALと選び方【2026年版】
Windowsのデスクトップや社内向けのサーバーを、手元のPCではなくクラウド上に置きたい——そんなときの候補の一つが、エックスサーバー株式会社の XServer VPS for Windows Server です。申し込み時に OS を選ぶと、支払いの完了後に Windows Server が自動でインストール されます。
いま検討するなら、押さえておきたい日付が2つあります。1つは Windows Server 2022 のメインストリームサポートが2026年10月に終了した こと(Microsoft のライフサイクルページの表記で10月14日)。もう1つは、XServer VPS for Windows Server の 最大30%キャッシュバックが2026年11月19日17:00まで であることです。

結論から言うと、新しく使い始めるならOSは Windows Server 2025、メモリは4GBが基準、12ヶ月以上の契約ならキャッシュバックの対象 です。この記事では 2026年10月25日時点の公式情報 をもとに、料金・SAL(追加ライセンス)・OSの選び方を整理します。
この記事はこんな人向けです
- Windowsの作業環境やサーバーを、クラウド上(VPS)に用意したい
- XServer VPS for Windows Serverの料金と、11月19日までのキャッシュバックの条件を知りたい
- Windows Server 2025と2022のどちらを選ぶか、SAL(追加ライセンス)が何人分いるかを決めたい
XServer VPS for Windows Serverとは?一言でまとめると
「Windows Server が入った状態のVPSを、月額で借りられるサービス」 です。VPSは、1台のサーバーを仮想的に分けて自分専用に使えるサービスのことです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | Windows Server 2025 / 2022(Datacenter Edition) |
| プラン | 2GB〜96GB の6種類 |
| 料金 | 月額2,410円から(2GB・36ヶ月契約) |
| 初期費用 | 無料 |
| 最低利用期間 | なし |
| 接続方法 | リモートデスクトップ(PC・スマホ・タブレット) |
| 権限 | Administrator 権限 あり |
※ 2026年10月25日時点・税込(XServer VPS「Windows Server」)。
公式ページでは、Windows 環境での開発作業、社内のファイルサーバー、Active Directory による社内PCの管理、リモートワーク用のデスクトップ などの使い方が紹介されています。
XServer VPS(Linux の通常プラン)の料金や特徴は、こちらで整理しています。

【2026年10月】Windows Server 2022のメインストリームサポートが終了
XServer VPS for Windows Server で選べるOSは 2025 と 2022 です。このうち 2022 は、2026年10月にメインストリームサポートの期間を終えました。
| OS | メインストリームの終了日 | 延長サポートの終了日 |
|---|---|---|
| Windows Server 2025 | 2029年11月14日 | 2034年11月15日 |
| Windows Server 2022 | 2026年10月14日(終了) | 2031年10月15日 |
| Windows Server 2016 | 終了済み | 2027年1月13日 |
※ Microsoft「ライフサイクル」の各製品ページの表記(2026年10月25日確認)。

① 2022は「すぐ使えなくなる」わけではない
Microsoft の固定ライフサイクルポリシーでは、延長サポートの期間も セキュリティ更新プログラムは引き続き提供 されます。2022 は 2031年10月までセキュリティ更新が届く ので、今すぐ危険になるわけではありません。
② 終わったのは「セキュリティ以外の更新」と機能の要望
延長サポートに入ると、セキュリティ以外の更新プログラム や、設計変更・新機能の要求 は受け付けられなくなります。新しく構築するなら、残りの期間が長い 2025 のほうが有利 です。
③ 2016を使っている人は移行先の検討を
Windows Server 2016 は 2027年1月13日(表記)で延長サポートも終わります。社内に古いサーバーが残っている場合は、移行先の候補を決める時期です。
料金:契約期間で月額が変わる
料金は プラン(メモリ)× 契約期間 で決まります。契約期間は 1・3・6・12・24・36ヶ月 から選べ、長いほど月額が下がります。
| プラン | vCPU | NVMe SSD | 1ヶ月 | 12ヶ月 | 36ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2GB | 3コア | 100GB | 2,740円 | 2,500円 | 2,410円 |
| 4GB | 4コア | 150GB | 4,840円 | 4,600円 | 4,360円 |
| 12GB(8GB+4GB) | 6コア | 400GB | 9,680円 | 9,200円 | 8,720円 |
| 24GB(16GB+8GB) | 8コア | 800GB | 19,360円 | 18,400円 | 17,430円 |
| 48GB(32GB+16GB) | 12コア | 1,600GB | 38,720円 | 36,790円 | 34,850円 |
| 96GB(64GB+32GB) | 24コア | 2,400GB | 77,440円 | 73,580円 | 69,700円 |
※ 2026年10月25日時点・税込・月額(XServer VPS「Windows Server」)。キャッシュバック前の金額です。12GB以上のメモリは、公式ページの表記で「メモリ無料増設」適用後の容量です。
参考までに、Linux の通常プランの 4GB・4コア・150GB は36ヶ月で月額2,035円 です(XServer VPS「料金・仕様」)。同じスペックで比べると、Windows 版の月額は約2.1倍 になります。Windows が必要な用途に絞って選ぶのが基本です。

11月19日までの最大30%キャッシュバック
XServer VPS for Windows Server では、2026年8月31日17:00〜11月19日17:00 に申し込んだ人を対象に、月額料金の最大30%をキャッシュバック するキャンペーンを行っています。
| 契約期間 | 還元率 | 2GBの実質月額 | 4GBの実質月額 |
|---|---|---|---|
| 12ヶ月 | 20% | 2,000円 | 3,680円 |
| 24ヶ月 | 25% | 1,837円 | 3,360円 |
| 36ヶ月 | 30% | 1,687円 | 3,052円 |
※ 2026年10月25日時点・税込(XServer VPS「Windows Server」)。1・3・6ヶ月契約は対象外です。
キャッシュバックの金額は、2GB・36ヶ月なら26,028円、4GB・36ヶ月なら47,088円 です。条件は次のとおりです。
- 対象:期間中に Windows Server を新規に申し込んだサーバー。公式ニュースでは、利用中の人の追加契約や、過去の利用者の再契約も対象 とされています
- 受け取り:申し込みから 満6ヶ月が過ぎた翌月の初旬 に、申請方法のメールが届きます。銀行振込かコンビニ(セブン銀行ATM/ローソン) で受け取ります
- 注意:申請の時点で サーバー契約が終わっていると対象外 です。キャンペーン前に申し込んだ契約も対象になりません
キャッシュバックは後から戻ってくるお金 です。申し込み時に払う金額が安くなるわけではない点に注意してください。
申し込みは公式サイトから行えます。

3つのOSイメージとSAL:何人で使うかで費用が変わる
申し込み時には、OS(2025 / 2022)に加えて 3種類のイメージ から選びます。
| イメージ | プリインストール | 必須のライセンス |
|---|---|---|
| Windows Server | — | — |
| Windows Server for Remote Desktop | Chrome | リモートデスクトップ SAL |
| Windows Server for Remote Desktop + Office | Chrome、Office 2024 / 2021 Professional Plus | リモートデスクトップ SAL + Office SAL |
※ 2026年10月25日時点(XServer VPS「Windows Server」)。
① SALとは?
SAL は、サーバーを使う人の人数分だけ契約するライセンス です。XServer VPS では次の2種類があります。
| ライセンス | 月額(1人あたり) | 初期費用 | 最低利用期間 |
|---|---|---|---|
| リモートデスクトップ SAL | 1,210円 | 無料 | なし |
| Microsoft Office SAL | 3,740円 | 無料 | なし |
※ 2026年10月25日時点・税込(XServer VPS「Windows Server」)。
② 誰がSALを必要とするか
公式ページの説明は次のとおりです。
- 「サーバー管理」以外の目的でリモートデスクトップ接続する人 は、その人数分の リモートデスクトップ SAL が必要
- Office を使う人 は、その人数分の Office SAL とリモートデスクトップ SAL の両方 が必要
つまり、サーバーの設定や保守のために管理者が接続するだけなら SAL は不要 です。一方で、リモートデスクトップを 日常の作業用デスクトップとして使う人 は、人数分の SAL がかかります。
公式マニュアルでは、ライセンスはサーバーごとに追加で契約する必要はない とされています。契約状況の確認や追加・解約は、XServerアカウントの「ライセンス管理」から行います。
③ 費用の計算例
4GB・36ヶ月契約(月額4,360円)の場合で計算すると、次のようになります。
| 使い方 | 月額の合計(キャッシュバック前) |
|---|---|
| 管理者がサーバー管理で接続するだけ | 4,360円 |
| 1人が作業用デスクトップとして使う | 4,360円+1,210円=5,570円 |
| 1人が Office まで使う | 4,360円+1,210円+3,740円=9,310円 |
| 3人が Office まで使う | 4,360円+(1,210円+3,740円)×3=19,210円 |
※ 2026年10月25日時点・税込(XServer VPS「Windows Server」の料金をもとに計算)。
なお、公式ページのキャッシュバック金額(例:4GB・36ヶ月で47,088円)は、サーバーの月額4,360円×36ヶ月×30% と一致します。SAL の料金は、キャッシュバックの計算に含まれていないと考えておくのが安全です。
2025と2022、どちらを選ぶ?
特別な理由がなければ 2025 を選ぶのが無難です。判断のポイントは3つです。
① サポート期間:2025のほうが約3年長い
延長サポートの終了日は、2025 が2034年11月15日、2022 が2031年10月15日 です。長く使うつもりなら、OSの入れ替えまでの期間が長い2025が有利です。
② 使いたいソフトが2025に対応しているか
業務ソフトや会計ソフトの中には、対応OSとして2022までしか挙げていないもの もあります。使う予定のソフトの対応OSを確認し、2025 が対象外なら 2022 を選びます。
③ Officeは2024を選ぶのが基本
「+ Office」のイメージでは Office 2024 と 2021(Professional Plus) から選べます。Microsoft のライフサイクルページでは、Office LTSC 2024(Professional Plus を含む)のメインストリームサポートは2029年10月10日まで です。古い版にこだわる理由がなければ、新しい2024を選んでおくと安心です。
何GBを選ぶ?用途別の目安
Microsoft のハードウェア要件では、Windows Server 2025(デスクトップ エクスペリエンス搭載)のメモリは最小2GB・推奨4GB です。2022 も 最小2GB です。
ただし Microsoft は、必要なスペックは使う役割(サーバーロール)によって大きく違うため、テスト環境で確かめて決める よう勧めています。以下は公式の要件と公式ページの表示をもとにした目安です。
① 2GB:管理者1人の軽い用途
最小要件ちょうど のプランです。管理者がたまに接続して、軽いツールを動かす程度の用途に向きます。ブラウザを何枚も開くような作業には余裕がありません。
② 4GB:1人で日常的に使うなら基準
Microsoft の推奨値と同じ4GB です。公式ページでも 「おすすめ」 の表示が付いています。作業用デスクトップとして使う、Office で資料を作る——といった用途なら、ここが出発点です。
③ 12GB以上:複数人で同時に使う
複数人が同時にリモートデスクトップで作業する 場合や、ファイルサーバー・Active Directory などを動かす場合は、12GB以上を検討します。人数が増えるほど、SAL の費用もサーバー代と同じくらい効いてくる 点に注意してください。
申し込み前に知っておきたい注意点
① 回線は200Mbpsの制限あり
ネットワークは 10Gbps共有で、200Mbpsの制限 があります。データ転送量は無制限 です。大きなファイルを頻繁にやり取りする用途では、速度の上限を前提に考えます。
VPSの回線速度の考え方は、こちらで比較しています。

② Windows Updateは自分で行う
VPSでは、OSの更新は利用者の仕事 です。公式マニュアルでは、リモートデスクトップかコンソールでログインし、設定の 「更新とセキュリティ」から更新をインストール する手順が紹介されています。
③ 最低利用期間はないが、キャッシュバックは6ヶ月以上
Windows Server のプランには 最低利用期間がありません。ただし、キャッシュバックの申請は 申し込みから満6ヶ月以上使った後 です。短期間で解約する予定なら、キャンペーンは当てにしないほうが安全です。
④ APIやAIエージェントからも操作できる
Windows Server のプランも 「XServer API」 に対応しています。VPS情報の照会、電源操作、パケットフィルターの設定、OSの再インストール などを、外部プログラムや公式の MCP Server 経由で AI エージェントから実行できます(レート制限は 60回/分・10,000回/日)。
AIエージェントからVPSを操作する方法は、こちらで比較しています。

IT Picksで確認したこと
2026年10月25日時点の公式ページ「Windows Server」の料金表で、契約期間のタブを切り替えて表示を確認しました。
- 「1ヶ月」タブ:2GBは 月額2,740円、4GBは 月額4,840円 と表示され、キャッシュバックの表示はありません でした
- 「12ヶ月」タブ:2GBは 月額2,500円・キャッシュバックで実質2,000円(「11/19まで実質20%オフ!」の表示)
- 「36ヶ月」タブ:2GBは 月額2,410円・キャッシュバックで実質1,687円、4GBは 月額4,360円・実質3,052円(「11/19まで実質30%オフ!」の表示)
タブを切り替えるだけで、キャッシュバックの対象(12ヶ月以上)かどうかが料金表の中で分かる 作りになっています。申し込み前に、契約期間ごとの実質月額をこのタブで見比べておくと迷いにくくなります。


よくある質問
Q. サーバー代のほかに、何の料金がかかりますか?
A. 公式ページで追加の料金として案内されているのは、作業用にリモートデスクトップで接続する人の リモートデスクトップ SAL(1人月額1,210円)、Office を使う人の Office SAL(1人月額3,740円)、オプションの イメージ保存容量追加(+500GB・月額1,650円) です。「Windows Server」イメージの必須ライセンスの欄には何も書かれていません。
Q. 管理者が接続するだけでも SAL は必要ですか?
A. 公式ページでは、「サーバー管理」目的以外の接続 に SAL が必要とされています。設定や保守のための接続だけなら不要です。
Q. 1ヶ月だけ使えますか?
A. 使えます。最低利用期間はなく、1ヶ月契約は 2GBで月額2,740円 です。ただしキャッシュバックの対象は 12ヶ月以上の契約 です。
Q. Windows Server 2022 を選んでも大丈夫ですか?
A. 2022 は延長サポートの期間中で、2031年10月15日(表記)までセキュリティ更新が提供 されます。使うソフトが2025に対応していない場合などは、2022でも問題ありません。
Q. Mac やスマホからも使えますか?
A. 公式マニュアルでは、Windows 10/11、macOS、iPhone からのリモートデスクトップ接続の手順が案内されています。
まとめ
XServer VPS for Windows Server のポイントをまとめます。
- 料金:月額2,410円から(2GB・36ヶ月・税込)。最低利用期間なし
- キャンペーン:11月19日17:00まで、12ヶ月以上の契約で 最大30%キャッシュバック(2GBなら実質1,687円)
- OS:新規なら2025(延長サポートは2034年11月まで)。2022は2026年10月にメインストリームが終了
- メモリ:1人で日常的に使うなら4GB(Microsoft の推奨値)
- SAL:作業用に接続する人は 1人月額1,210円、Office も使うなら さらに3,740円
- 回線:200Mbps制限、データ転送量は無制限
まずは使う人数と Office の要否を決めて、4GBプランの12ヶ月以上の契約でキャンペーン期間中に申し込むかを検討してみてください。

