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Google Meetの自動議事録とは?使い方と対象プラン【2026年版】

Google Meetの自動議事録とは?使い方と対象プラン【2026年版】
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「会議のたびに議事録を書くのが負担」「AI に任せたいけれど、日本語の会議でちゃんと使えるのか分からない」——そんな悩みを持つ人は多いはずです。

Google Meet には、Gemini が会議の内容をまとめて Google ドキュメントに残す 「自動メモ生成」(英語名: Take notes for me) という機能があります。公式ヘルプによると、日本語の会議にも対応しています。

さらに Google は 2026年10月12日、Google Workspace Updates ブログで、会議後の作業を自動化する 「次のステップ」 を Meet に追加したと発表しました。フォローアップメールの下書きや、タスクの登録までを AI が引き受けます。

Google Workspace Updates: Find your routine next steps on the post-meeting screen in Google Meet

この記事では、自動メモ生成の使い方・対象プラン・注意点と、新しい「次のステップ」をまとめて整理します。「議事録を書く」から「AI のメモを確認して直す」へ切り替えるための入門ガイドという位置づけです。

この記事はこんな人向けです

  • Google Meet の会議で、議事録づくりの手間を減らしたい
  • 「自動メモ生成」が日本語の会議や自社のプランで使えるか知りたい
  • 2026年10月に追加された「次のステップ」で何ができるか知りたい

Google Meetの自動議事録とは?一言でまとめると

会議中の発言を Gemini が聞き取り、要点・決定事項・次のアクションを Google ドキュメントにまとめる機能です。Meet の画面では「自動メモ生成」、カレンダーでは「Gemini でメモを生成する」と表示されます。

似た機能に「文字起こし」と「録画」があります。違いは次のとおりです。

機能 残るもの 向いている用途
自動メモ生成 要約・決定事項・次のステップ(Google ドキュメント) 議事録の下書き、欠席者への共有
文字起こし 話された言葉をそのまま書き起こしたテキスト 発言の正確な記録
録画 映像と音声(チャットの記録も含む) 画面共有の内容まで残したいとき

文字起こしは「話された言葉のみ」を記録し、チャットまで残したい場合は録画を使うよう公式ヘルプは案内しています。議事録の手間を減らす目的なら、まず自動メモ生成が出発点になります。

会議に遅れて参加した人は、それまでの話を 「ここまでの要約」 で確認できます。会議の終了直後には、主催者あてにメモへのリンク付きのメールが届きます。

日本語の会議で使える?対応言語と条件

使えます。 公式ヘルプが挙げる対応言語は、英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・日本語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語の8言語です。

ただし、いくつか条件があります。

  • 一度に1つの言語だけ:複数の言語が話される会議には、現時点で対応していません
  • 会議の長さは15分〜8時間:短すぎる会議では、要約が作られないことがあります
  • 話された単語が50語未満だと機能しない(管理者向けヘルプ)
  • 途中から開始した場合、開始前の内容はメモに入らない

設定と違う言語が 30秒以上 話されると、メモの言語を変えるかどうかの通知が出ます。日英が混ざる会議では、どちらの言語で進めるかを最初に決めておくのが現実的です。

なお、メモの「セクション」を選ぶカスタマイズ(概要・決定事項など)は、英語では全ユーザー、日本語ではベータ版ユーザー向けと公式ヘルプに書かれています。

どのプランで使える?対象エディション

Google Workspace の公式のエディション比較によると、自動メモ生成は Business Standard と Business Plus で使えます。Business Starter には含まれません。

機能 Business Starter Business Standard Business Plus
自動メモ生成 × ○ ○
Meet の「Gemini に相談」 × ○ ○
会議の録画・文字起こし × ○ ○
会議の参加者数の上限 100人 150人 500人

大企業向けでは Enterprise Standard と Enterprise Plus が対象です。個人の Google アカウントでも、対象となる Google AI プランに登録している場合は使えると公式ヘルプに書かれています。

注意したいのは、使えるかどうかは会議の主催者のエディションで決まる点です。主催者が対象のエディションを使っていないと、参加者側が対象プランでも自動メモ生成は選べません。

Google Meetの議事録まわりの機能と対象プラン
Google Workspace 管理者ヘルプ「Business エディションの比較」をもとに IT Picks 編集部が作成

料金は地域・契約形態によって異なり、日本向けの金額は公式の料金ページで確認できます(Google Workspace の料金プラン)。Starter から Standard に上げるかどうかは、「議事録の手間がどれだけ減るか」で判断するとよいでしょう。

Microsoft 365(Teams)と比べながら検討している場合は、法人プランの違いを整理したこちらの記事も参考になります。

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使い方:自動メモ生成を始める3つの方法

始め方は3通りあります。定例会議ならカレンダーで事前に設定しておく方法が、つけ忘れがなく確実です。

① Google カレンダーで事前にオンにする

  1. パソコンで Google カレンダーを開き、予定を選ぶ
  2. 「予定を編集」→「ビデオ通話オプション」を開く
  3. 左の列の [会議の記録] をクリック
  4. [Gemini でメモを生成する] にチェックを入れる

② 会議中にオンにする

  1. meet.google.com で会議に参加する
  2. 画面右上の 「自動メモ生成」アイコン をクリック
  3. 必要なら設定を調整し、[メモの作成を開始] をクリック

③ 会議の開始と同時に自動で始める

主催者は、会議の作成時に「会議の記録」で、録画・文字起こし・自動メモ生成を会議の開始時に自動で始めるよう設定できます。ただし、主催者か共同主催者がウェブで会議に参加するまでは始まりません。

Google Meet ヘルプ「自動メモ生成」のページ
出典: Google Meet ヘルプ「Google Meet の「自動メモ生成」」

開始前に調整できる設定

設定 選べる内容
メモの送信先 すべての招待済みゲスト(社外含む)/組織内の招待済みゲスト/主催者と共同主催者のみ
メモの長さ 標準(簡潔な要約)/より長く(詳しい議論まで)
会議の言語 8言語から選択(カレンダーでも設定可)

メモの送信先は、主催者と共同主催者にだけ表示されるメニューです。ここでいう「招待済みゲスト」は、実際の参加者ではなくカレンダーの招待状に入っている全員を指します。社外の人を含む会議では、送信先の確認を忘れないようにしましょう。

メモの作成が始まると、参加者全員の画面に鉛筆アイコンが表示されます。機密性の高い話をするときは、主催者の組織内の参加者ならいつでもメモを停止できます。

会議が終わった後:メモはどこに保存される?

会議の主催者の Google ドライブにある「Google Meet」フォルダに、会議ごとのサブフォルダが作られ、そこに保存されます。以前の「Meet Recordings」フォルダは、「Legacy Meet Recordings」に名前が変わり、新しいフォルダの中に移されます。

メモは次の3か所から開けます。

  • Google ドライブ:主催者の「Google Meet」フォルダ(共有された参加者には同名フォルダにショートカット)
  • Google カレンダー:会議の予定に自動で添付
  • メール:送信先に設定した人に、メモのリンクと要約、推奨される次のステップが届く

メモのドキュメントは 2つのタブに分かれています。

  • クイックメモ:アクションアイテムなど、最も重要なポイントだけの短い要約
  • 完全なメモ:要約・決定事項・アクションアイテム・詳細を含む長いまとめ

10秒以上画面に表示されたプレゼン資料などは、スクリーンショットとしてメモに入ることがあります(管理者がオフにしていない場合)。社外秘の資料を映す会議では、この点も意識しておきましょう。

新機能「次のステップ」:会議後の作業を自動化(2026年10月)

2026年10月12日付の Google Workspace Updates によると、Meet の会議後の画面に 「次のステップ」 が加わりました。Gemini と、Google のノーコード自動化ツール「Workspace Studio」を使って、会議後のよくある作業を自動で行う機能です。

自動メモ生成と「次のステップ」の流れ
Google Workspace Updates と Google Meet ヘルプをもとに IT Picks 編集部が作成

① 最初は2種類

  • フォローアップメールの下書きを Gmail に作る
  • 会議のアクションアイテムを Google ToDo リストに追加する

Google は「さらに多くの次のステップを近く追加する」としています。

② 使い方

会議が終わると、パソコンの画面の 「Routines for this meeting」 の欄に候補が表示され、ワンタップでオンにできます。定例会議でオンにすると、その会議の今後の回すべてで動きます。

初めてオンにすると、Workspace Studio から確認のメールが届きます。メールの下書きのように、完了したときに Google Chat で通知が来るものもあります。

③ 使うための条件

条件 内容
アカウント 仕事用・学校用の Google アカウント(管理者がオフにしている場合は使えない)
会議中の設定 自動メモ生成と「Gemini に相談」がオン
会議 Google カレンダーの予定であること、パソコンで利用
メール下書きの追加条件 自分が主催者、繰り返しの予定ではない、社外の参加者が1人以上
対象エディション Business Standard / Plus、Enterprise Standard / Plus、Google AI Pro for Education

メールの下書きは社外の人がいる単発の会議だけ、という条件は見落としやすいポイントです。社内の定例会議では、ToDo リストへの追加が主な使い道になります。

④ いつから使える?

2026年10月5日から段階的に展開されています。Google は「機能が表示されるまで15日以上かかる可能性がある」としているため、まだ表示されない組織もあります。

次のステップは編集できず、オン・オフの切り替えだけができます。止めたいときは、会議後の画面か、Workspace Studio(studio.workspace.google.com)の一覧で「system」と表示されたフローを管理します。

Gemini まわりでは、Gemini アプリの Gem が「スキル」に移行する変更も進んでいます。

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管理者がやること:有効化と共有範囲の設定

組織で使う場合、管理者が自動メモ生成を有効にしておく必要があります。手順は管理者向けヘルプのとおりです。

  1. Google 管理コンソールで [アプリ]→[Google Workspace]→[Google Meet] に移動
  2. [Gemini の設定]→[Gemini のメモ作成] を開く
  3. 「Gemini のメモ作成機能を会議で使用できるようにします」をオンにして保存

変更の反映には 最長24時間 かかることがあります。部門(組織部門)やグループ単位でも設定できます。

あわせて決めておきたいのが次の3点です。

  • 共有のデフォルト:初期値は「組織内の招待済みゲスト」。主催者が会議ごとに変えられるかどうかも管理者が決められる
  • 参加者の同意:自動メモ生成・録画・文字起こしの前に、全参加者に明示的な同意を求める設定(初期値はオフ)
  • 次のステップ:初期状態でオン。Workspace Studio の管理設定か、自動メモ生成の設定で無効にできる

メモのドキュメントは、組織の Meet の保持ポリシーに従って管理されます。社内規程で議事録の保存期間を決めている場合は、あわせて確認しておきましょう。

利用者の声:精度と運用の工夫

ソフトバンクのクラウドテクノロジーブログ(2025年12月3日掲載)で、同社の小野 真太郎氏は、自動メモは曖昧な言い回しや結論がはっきりしない発言が反映されないことがあり、日英が混ざる会議では精度が大きく下がりやすいと述べています(出典)。

同じ記事で小野氏は、「結論→理由→補足」の順で話す、「ここが決定事項です」とラベルを付けて話すといった工夫で要約に反映されやすくなるとし、メモは「要約ベースのドラフト」として会議後に人が確認・補完する運用をすすめています(出典)。

G-gen の技術ブログ「G-gen Tech Blog」(2025年4月18日公開)では、大津 和幸氏が Meet の文字起こしについて、専門用語や早口、複数人の同時発言では精度が 100% ではなく、そのままでは議事録として使えない、と注意を促しています(出典)。

2つの記事に共通するのは、AI のメモは「下書き」として扱い、人が仕上げるという考え方です。決定事項と担当者だけは、会議後に必ず目で確認するのが安全です。

よくある質問

Q. 社外の人が主催する会議でも、自動メモ生成を使えますか?

A. 使えるかどうかは主催者のエディションで決まります。主催者側が対象のエディションでない場合、参加者は自動メモ生成を選べません。また、メモの開始・停止ができるのは、主催者と主催者の組織内の参加者です。

Q. Business Starter のままで議事録を残す方法はありますか?

A. 公式のエディション比較では、Business Starter は自動メモ生成・録画・文字起こしのいずれも対象外です。AI の議事録を使いたい場合は、Business Standard 以上が必要です。

Q. 英語と日本語が混ざる会議はどうなりますか?

A. 自動メモ生成は一度に1つの言語にしか対応していません。設定と違う言語が30秒以上続くと言語の変更を促す通知が出ますが、変更はその会議だけに適用されます。

Q. 生成されたメモは誰が見られますか?

A. 主催者か共同主催者が選んだ共有設定で決まります。グループのメールアドレスで招待した場合、メンバーは個別にアクセス権をリクエストする必要があります。

Q. 「次のステップ」は日本語の会議でも使えますか?

A. 公式ヘルプの利用条件には、言語についての記載がありません。自動メモ生成がオンであることが前提のため、まずは日本語の会議で自動メモ生成を使い、会議後の画面に候補が出るかを確認してください。

まとめ

Google Meet の自動議事録(自動メモ生成)のポイントをまとめます。

  • 機能:Gemini が会議の要約・決定事項・アクションを Google ドキュメントにまとめる
  • 日本語:対応(8言語。ただし一度に1言語のみ)
  • 会議の長さ:15分〜8時間
  • 対象プラン:Business Standard / Plus、Enterprise Standard / Plus(Business Starter は対象外)
  • 判定の基準:会議の主催者のエディション
  • 保存先:主催者のドライブの「Google Meet」フォルダ、カレンダーの予定にも添付
  • 新機能:「次のステップ」でメール下書き・ToDo リスト追加を自動化(2026年10月5日から段階展開)
  • 注意点:AI のメモは下書き。決定事項と担当者は人が確認する

まずは次の定例会議の予定で「Gemini でメモを生成する」にチェックを入れ、出てきたメモを議事録の下書きとして活用してください。

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